例えば合格点が80点の計算テストがあったとしましょう。
A君の目的は合格すること。
テストの前日に自分で確認をしてみたところ、50問やって、45問できた。
正答率は90%。90点くらいとれる状態です。このままいけば受かりそう。
実際にテストを受けると、見事87点で合格しました。
A君の目的は達成ですね。A君は喜んで、テスト結果をリュックの中に大切にしまいます。
B君の目的は計算間違いをしないようにすること。
テストの前日に自分で確認をしてみたところ、50問やって、45問できた。
間違えた問題は5問。間違えた問題の原因を探して、対策を考えます。
翌日のテストでは87点で合格。B君は取れなかった13点分の原因を探して、次に向けて対策を考えます。
A君もB君も、テスト結果としては同じ点数で合格です。
しかし、その後の行動がまるで違いますよね。
こういった違いって、結構見られるんです。
目的が違えば、行動も違ってきます。
同じテストを受けても、目的が違えば、やるべきことも変わるでしょう。
学校の授業も、先生の出す宿題も、僕らが出す課題やテストも、「こうやってほしい」「こうなってほしい」という意図や目的があります。
目的を意識して学ぶ。途中で目的がズレないように学ぶ。
正しい勉強の仕方の、『基本のキ』です。