今日は夏期講習最終日である8月27日におこなわれたN問テストについて書かせてください。
N問テストの内容は前回のブログでも書きましたが、
◎数学の公式・定理を35問収録したテキストの中からN問出題され、導出をする。(今年は16問)
◎準備期間は8月3日~8月27日の25日間。わからないところは質問しながら、各自計画的に準備をしてもらう。
◎目的は、ざっくりいえば、自分で自分を育てられるような学ぶ力の習得と目標に向かって逆算し、欲望をコントロールすることのできるココロの育成。
1つ1つの難易度は決して高くありません。小学校~中学校の教科書に載っているものがほとんどです。
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埼玉県の高校入試に入試においても、出題範囲は教科書の範囲を超えませんから、当然といえば当然です。
つまり、難しくはない内容を、どれだけ精度良く、入試当日までに仕上げられるか、が大切なんです。
周りが理解できないような難問をバンバン解かせてできるようにする指導は必要ないんですよ。
だからこそ、当たり前のことを当たり前にできるような子に育てることに重点を置いてます。
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N問テストも同様です。
教科書に出てくるものを、どれだけ精度良く、8月27日までに仕上げられるか、が大切です。
35問に対して、準備期間は25日間もあったんです。頭の良さとかではありません。どれだけ自分をコントロールして動けたかどうかです。つまり、ココロです。
さて、今年の1発合格者は・・・
2名!
採点基準に関しては、相当厳しく付けました。
漢字間違い、対応順の違い、アルファベットのミスなど、いわゆるケアレスミスのようなものは、原点ではなく、はねてます。
また、当日は80分間で16問ですから、1問5分で書き上げなければなりません。80分間の集中力も必要でした。
合格点は90点ですから、そういったミスが2つあればその時点で不合格です。
1発で合格した2名、とても素晴らしい答案でした。おめでとう!
残念ながら不合格となってしまった生徒の中には、80点台、非常におしい生徒もいました。1発合格とはなりませんでしたが、しっかり準備したんだなとわかる答案でした。
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N問テストの2日後、29日に同じ問題で再テストを実施しました。
今度は、出る問題がわかっている16問を2日間で仕上げる、というものです。
採点基準は緩めましたが、合格点はその分上げて95点としています。
この日中に再テストで合格した人数は、19名
ということは、この19名は2日間で16問仕上げられる能力があるということ。
2日間で16問できるんです。25日間もあれば絶対35問できます。
この19名のうち、1回目の点数が60点にも満たなかったのは11名。
能力はある。やればできる。しかし、その能力を発揮できるココロになっていない。自分の能力にココロが追いついてないということです。
考え方を改めなければなりません。鍛え直しです。
9月の北辰は3日後。こちらも気合を入れ直していきます!