何をするにも、目的を明確にすることが大切です。


目的を達成するために何をするのか。目的達成のための手段は無数にあります。

その手段が目的化してしまってはいけません。




英単語をノートに書いている。その目的は何か。

板書や先生の言葉をノートにメモをする。その目的は何か。

ノートをまとめている。その目的は何か。

丸付けをする。その目的は何か。

テストの直しをする。その目的は何か。

数学を勉強している。その目的は何か。




赤字の行為自体手段であって、目的ではありません。




赤字のところを目的にしてしまうと、

英単語を書いて満足してしまうでしょう。後で何を覚えたのか聞いても、ほとんど覚えていません。

ノートに書き写すことに必死で、授業後に何を言っていたのか、どんなことが理解できたのかわからないでしょう。

綺麗なノートができあがるかもしれません。誰が見てもわかるノートになっているでしょうが、当の本人の頭には入っていないでしょう。

〇と×だけ付けて満足してしまうでしょう。できない問題はできないままでも平気で過ごしてしまう人になりかねません。

できなかった問題の答えを確認して満足してしまうでしょう。次に繋がらず、同じ失敗を繰り返してしまうでしょう。

数学はできるようになっても、数学以外のことにに活かせないでしょう。





やっている行為自体を目的にしないこと。目的を明確にして、その目的達成のためにやっているんだという自覚を持つこと。


それだけで、能動的な、主体的な学びに変わっていきます。