9月29日(土)
【We will】
先んずれば人を制す
〈Page.125〉
ヒトのトキを思う、MH!
増税が必要だとわかっていても、自分事となると文句を言いたくなります。
結局、人ってやつは、自分さえ良ければ構わないもんなのかもしれませんね。
未来に向けて種をまく人間になりたい、丸山です。
今日は、世の中の縮図的な発見をお伝えします。
9月は、毎週のように同じ課題を出し続けていました。
(1)北辰テストの過去問を1つ<60分>
(2)都道府県の県庁所在地と、日本地理の簡素な確認<30分>
(3)年号100コ<30分>
(4)歴史ダイジェスト100問ランダムの練習<120分>
以上で合計4時間!
余裕を持って、無理なくこなせるように時間を想定しています。
で、これらの提出期限を
最初は土曜まで、次は金曜まで、最後の今週は木曜まで、
ってな具合に、だんだん早めていったんですよ。
すると、2つの生徒に分かれるわけです。
①日曜のうちに取り組んで火曜には提出している生徒
②期限日の22:00以降に残されてやっていく生徒
※それどころか、他教科も手を付けていないものばかりで、期限以降に持ち越しの生徒もいます。
当然なんですけど、
パターン①の生徒(先を見越して動く生徒)のほうが伸びがいいです。
なんでもかんでも後回しの生徒は、そろそろ大事なことに気が付いた方がいいよ。
時間は有限です。
君らの成長の可能性は無限かもしれないけれど、
それは時間がいくらでもあったらの話です。
「金さえあれば何でも買える」ってのと同じ。
“金さえあれば”っていう条件付きです。
換言すれば、
パターン①の生徒は、不慮の事態に備えて貯金をする生徒
パターン②の生徒は、のんきに過ごして給料日前にジリ貧になっちゃう生徒です。
ジリ貧なだけならまだしも、借金をしたり、果てには借金を踏み倒したり……
このサイクルは精神的にも不衛生です。
毎週のように、「○○終わった?やっていきなさい!」って自分の行動を制限される。
自ら進んでやるなら嫌ではないのに、「やりなさい!」って言われるとやる気が削がれます。
こんな話↓を聞いたことがあります。
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ゲームに夢中の小学生がいました。
お母さんはどうにかゲームをやめさせたい。
少しずつ時間を減らしていくようにルールを決めても守れない。
そこで、逆転の発想といえる作戦に出ました。
「毎日、欠かさず、○時間ゲームをすること。」
「また、その後に、どのような進展があったか報告すること。」
はじめは、自分の意思でやっていたから楽しめていたわけです。
際限なく時間を忘れて、のめりこんでいました。
ところが、お母さんが新ルールを適用したとたんに、事情は変わります。
ゲームが“進んでやるもの”から“やらされるもの”に変わったのです。
気付けば、少年はゲームから卒業していたそうです。
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面白いですよね。
同じ“やる”でも“自ら進んでやる”と“やらされる”では、
本人の感じ方が180度変わっていくるわけです。
これって、何をやるにも一緒だと思うんですよね。
ゲームに限らず、勉強も、部活も、合唱コンの練習も……
“自ら進んでやる”なら楽しめちゃう!!
期限はめやすとして設定しないわけにはいきません。
しか~し、
3期生には、“自ら進んで”学んでほしい!!
「やりなさい!!」って声掛けをギリギリまで待ってみようと思います。
課題も最低限のものから増やさずに、「○○をやりたい!」って言い出すのを待ってみようと思います。
先を見越して、
まずは○○やって、次は□□やって、そしたら△△やる余裕もできるぞ!
ってなれば一番いい形です。
紹介済みのRやY、最近陸田先生が紹介していたKなんかはいい調子です。
丸山に「○○やってね!?」って催促されることなく、すぐさま提出しました。
その分できた“ゆとり”で、解き直しをしたり、弱点克服をしたり、
4時間では足りないプラスアルファの増強を進めています。
繰り返しになるけれど、出している4時間分の課題は、必要最低限のもの。
これくらいで、ヒーヒー言ってちゃ困っちゃうよ。
この先の景色を“自ら進んで”見に行ってくれ!