「定期テスト対策はしてくれますか?」

 

これ、よく聞かれるんですが、返答に困ってしまうんですよね。

 

定期テスト対策って、具体的に何を指すのか、人によって全然違いますから。

 

 

まず、「定期テストの範囲を(わかりやすく)教えてくれますか?」という意味であれば、これは当然ですけど、どこにも負けないくらいの気持ちでしっかりやっています。

 

ただ、これはおそらくどこの塾も同じ気持ちでやっていると思いますので、きっとこの意味ではおっしゃってはいないのでしょう。 

 

 

次に、「学校の定期テストのタイミングと授業の内容はリンクしていますか?」という意味であれば、中3を除き、比較的リンクしていると思います。

 

早慶付属や開成をはじめとする私立最難関校を目指すような塾であれば、そういった高校に一人でも進学させるべく、難度についても、進度についても、学校は無視して進みます。


ウィルであれば、県立の上位校~最難関校に、少しでも高い割合で、できれば全員を合格させることを目標に掲げていますから、無理に先取りすることなく、″学校で基本を習った後に、塾ではその確認から、さらにレベルの高いところまで” が教務方針です。

 

 

一方で、「学校の定期テストの範囲となっている、教科書や学校ワークを管理してやらせてくれますか?」という意味であれば、それはあまりやっていません。

 

無理やりやらせる、とか、押さえつけてやらせる、とか、同意を得ないこと、納得や理解なしに押さえつけて強いることは、幼児教育期や初等教育期ならばまだしも、中等教育期には大きなしこりを残しかねない、後の成長に暗い影を落としかねないと思っているからです。

 

代わりに、自分でできるようにする、自分でできるようになる、これを目標に、授業の時だけでなく、授業以外の日にも声をかけて呼び、来てくれたならば、そこで寄り添い、どうやって学べばよいのか、粘り強く指導し続けます。

 

 

最後に、「学校の定期テストの範囲となっている、教科書や学校ワークを講師が読み込み、予想問題を作成する」とか、「学校の定期テストの過去問を、作成した先生の名前付きで集めていて、それをやらせる」とか、そういうことをやっている塾もあると聞いています。

 

こうしたことは、教育においては最悪の手だと思っていますので、やっていないどころか、むしろやってはいけない禁止事項としています。

 

かつて何十年も前にやったことがあるのですが、確かにかなり点数を上げられます。

過去問については、まったく同じ問題を使われる先生もかなりいらっしゃいますので、使えば大幅に点数を上げられます。

 

ですので、通知表だけで選抜される高校が第一志望で、かつ高校入学後まったくついていけなくてもいいということであれば、そういう塾を選ばれるといいと思います。

 

したい部活動があったり、大学付属校だったり、普通科目以外のメリットを手に入れるためだとすれば、杓子定規に最悪な手と決めつけることはできません。

 

ただ、ウィルはそういうことはしていません。

 

なんだかんだ言って一番は溜めないこと。これに尽きます。

 

誰だかの名言で、

 

"努力してすぐに成果が出るなら誰だってやる。

なかなか成果が出ない中でも、あきらめずに粘り強く努力を続けることが大切。”

 

というようなものがありますが、偉人になるような人ばかりじゃないですもの、やっぱり成果が出ない中でもがんばれる人は稀です。

 

むしろ「努力してすぐ成果が出るなら誰だってやる」という、こっちのフレーズにこそ目を向けるべきではないでしょうか。

 

努力してすぐに成果が出る状態のうちにすぐに対処する。

 

これこそが、万人に通ずる『成功の法則』なんだと思います。

 

 

さて。

 

かつて、教え子で東京大学に入った生徒が、「どうやったら東大に現役では入れるの?」という質問に対して、こう言っていました。

 

「その日に習ったことをちゃんと理解するまで次の日を迎えないことかな。」

 

「だって、わからないまま次の日に授業を受けても、当然だけどよくわからないじゃない。」

「"わからない"を溜めないようにしていけば受かると思うよ。」

 

そりゃあそうだ。でもそれができないんだよ!というその場にいた、MARCHや早慶クラスの大学生たちの声に彼はこう答えます。

 

「でも、3日とか1週間とか、短い期間ならできるでしょう。なら3年もできるよ。」

 

・・・うん。確かに。

 

1週間できるなら、能力的にはできるでしょうね。うん、わかる。そうだと思う。

 

でも、続けられないんですよ(笑)。

 

なぜでしょう。

 

そこが本当の意味でわかれば、少なくとも「受験」に関しては、100%成功できるんじゃないでしょうか。

 

一番大切なことは、記憶力とか理解力とか、そういったものじゃない。

 

このことを、まずは「知る」。そして「わかる」こと。

 

そこから「やってみて」、短期間であれば「できる」という経験を得る。

 

そこまでいけたら大抵のヤツには勝てますよ。

 

 

 

そして最後の「している」まで辿り着けたら・・・あなたも東大に行けるでしょう!

 

・・・きっと。

労せず手に入れたものは、すぐに無くなってしまう。

 

お金も知識も、技術も経験も、本質を理解することを怠ったら、泡のように消えていきます。

 

再現性がない上に、積み上げることもできないからでしょう。

 

どうせやるなら、かけた時間が無駄にならないようにする。

どうせやるなら、少しでも意味あるもの、価値の高いものにする。

 

そのためには、時間に余裕を持つことが大切ですよ。

 

締め切りになって、終わらせることを第一にしてしまった時点で、仮に締め切りを守れたとしても、本質的にはアウトです。