教え子が修行しているお店に行ってきました。

 

浩也 東京前

 

 

小学4年生の頃からずっと「お寿司職人になりたい」と言い続けて12年。成績も決して悪くなかったので普通科を勧める声もある中、食物調理科を迷わず選択。新座総合高校ではトップクラスの成績を収めて卒業。そのまま和食、寿司職人の道に進み、ここまで辿り着くってのは本当に凄いことです。

 

高級店だとは聞いていましたが、そこはお金じゃない。「◯◯が寿司職人になったら必ず行くからね!」と言っていた、その夢の日が来たんです。教え子の晴れ姿を見てみたいと、当時彼を教えていた元講師たちにも声をかけて一緒に行ってきました。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
お寿司の概念だけじゃく、食に対する人生観も変えてくれるすばらしいお店でした。

 

1人およそ2万円なので、金額だけで考えたら高いですけど、居酒屋に一回行ったら5000円です。それの4回分と考えたら、全然高くない。居酒屋では4回どころか100回行ったって人生観までは変わりません。ぜひ一度は行ってみるべきお店です。

 

1日のお客さんの人数に限りを決めて、完全予約制での極上の時間。その日に来られる予約されたお客さんのためだけに、酢飯を炊いて、料理を仕込むという徹底ぶりだからこそ出せる味なのでしょう。

 

「スシローだからこそできることがありますし、すしざんまいだからこそできることがあります。そして、うちのようにしないとできないこともあります。寿司屋に正解はないですから」

 

たくさんのお客さんを迎えるからこそできることもあるけれど、限られたお客さんのために用意するからこそできることがある。

 

大将の理想と、そのためにはこうすべきという信念を感じました。

 

あそこで修行していればすばらしい職人になるよ!

 

最後に、大将からのサービスで、教え子に一貫握ってもらえました。

 

 

まさに至福の時でした。ありがとう!