「真面目」について調べてみました。
① うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。
② 他人に対しても、仕事に対しても、誠実で信頼感があること。
③ 責任感が強く、手を抜くことなく、全力で物事に取り組むこと。
すると、こんな感じでした。
で、次に「誠実」についても調べてみました。
① 私利私欲をまじえず、公明正大、真心をもって人や物事に対すること。
② 「自分だけが得をすれば良い」と自分のことだけを考えるのではなく、相手のことも考えられる人に対する褒め言葉。
一方で、「従順」は「人に対して、運命に対して、流れに対して、逆らわずおとなしく従う」という意味です。
ネットで検索してみると、従順な人の特徴というものがありました。
(1)自分の意見を言わない
(2)自分とは異なる意見にも従う
だそうです。
従順とは、いわば服従、隷属というベクトルの一歩手前の言葉です。真面目とか誠実とかとはまったく別の言葉です。
真面目な人に育てたい。
誠実な人に育てたい。
であるなら、真面目な人、真面目な言動を評価していかないといけないです。揶揄することなく、それが素晴らしいんだと教え込んでいかないといけませんよね。
もし従順な人、従順な言動を評価してしまったら、従順を素晴らしいんだと刷り込まれていってしまいます。かつての女子教育がそうであったように、それを良いことだと思って、それを学んでいくんです。
僕は、生徒を従順な人にはしたくはない。押さえつけることなく、やらせることなく、自分の考えを伝えて、相手の考えを聞いて、理解を得て、事を進めていきたい。
こちらが真面目に誠実に向き合わなければ、真面目や誠実を学んでくれるはずないですもん。