卒業生たちから
「今年はやるんですか?」
「何時くらいまでやるんですか?」
「コロナ前のように、クリアできるまで朝までだってやるんですか?」
という質問が来ていますので、ここで回答します。
ウィル創立2年目から続けてきた100問テスト。
歴代の卒業生たちが世代を超えて盛り上がれる共通の話題。
先生たちもみんな受けてきた夏の思い出。
そんな伝統の行事ですが、今年からやり方を変えます。
これまでは、『基礎の基礎である基本例文およそ200文』と『その応用編&重要イディオムのおよそ200文』、合計400文を講習初日に渡して、講習最終日にその中からコピーペーストで選ばれた100問を和文英訳で解く。
合格点は90点で、2回目以降の合格点はまったく同じ問題をやるので95点。
クリアするまで何回でも何時まででもやり続ける。
というものでした。
ただこれ、ちゃんとやってきた人からすればなんてことないテストで、1回で受からないまでも、2回目、遅くても3回目には受かります。
しかし、ほとんどやってきていないようだと0時を回ったりもしますし※もちろん車で送ります。、毎年数名は午前9時の強制終了までやり続けることになる、というようなことになっていました。
当然、僕も午前9時までずっと立ちっぱなしで、生徒たちを見回り、何枚も何枚も何枚もずっと採点し続けます。
そりゃあもうきついですが、いくら言っても、いくら諭しても、まったくやらない生徒をなんとかする、まさに最後の手段としてこれまで用いてきました。
実際に、思いつくあらゆる手段を試みてもどうにもならないという生徒の、その何割かには効果がありましたから、ある意味その何割かの生徒のために、これまでずっと続けてきたわけです。
でも、もうこの形式でやるのはやめようと思います。
新しい形式は、まず講習中日に『基礎の基礎である基本例文およそ200文』の中から100問をテストします。
この日の受験機会は1回のみ。落ちたら1週間のお盆休みの後に受ける。その後も申告制で何度でも好きな時に受けられる。
そして、それを合格した人たちだけが、講習最終日に行う『その応用編&重要イディオムのおよそ200文』の中からの100問テストを受けられる。なお、受験機会はこれも1回のみ。
とします。
基礎中の基礎ができていない生徒にも、同じく応用発展もやらせる、ではなく、基礎基本ができていないのであれば、まずはそれを何度でもやり直しましょうということです。合理的ですね。
でも合理的ということは、差をつけて扱うということです。
自由主義社会におけるルール、自由の名のもとに、格差を是認する。
つまり差がどんどんついていくということをやむ無しとするということです。
これがどうしても受け入れられなかった。今までは。
"三日会わざれば刮目して見よ。"
15歳です。ちょっとしてたことで本人の意識は変わり、行動が変わる瞬間をこれまで何度も目にしてきました。
内容は義務教育とされているようなものです。意識が変わってさえくれれば1か月で1年分くらい習得できるようなレベルのものです。
だからこそ、僕はみんな同じにこだわってきました。が、それをやめます。
つまるところ、僕の考えは時代に合わないのではないか、というのが要因ですね。
というわけで、100問テスト自体は講習最終日の27日にやります!
一人でも多くの卒業生たちが、後輩たちの応援に来てくれるといいな。