「私、今幸せです。」
たとえば結婚式で、娘にこう言われたとき・・・父はどう思うものなのでしょう。
修了、なのでしょうか。または、卒業。いや、合格?
どうあれ、まずはひと段落、肩の荷は下りて、感無量の瞬間なのは間違いないのではないでしょうか。
先日のこと、ある卒塾生が結婚の報告に訪れたとき、ちょっと恥ずかしそうに彼女が口にした言葉。
一瞬ですが、自分の娘から言われた未来が頭をよぎりました。
また先月、産まれたばかりの赤ちゃんを連れてきてくれた卒塾生がいます。
26歳の母、誰が見ても立派な母親なはずなのに、僕の頭の中にある彼女のイメージはまだ15歳のまま。結婚報告をくれた彼女もそうですが、なんか、こう・・・言葉にならない違和感。
「ここが、君のお母さんが過ごした場所なんだよ」
赤ちゃんの頭をなでながら、なぜか込み上げてきた熱いものにどう対処していいかわからず、うまく言葉が出てきませんでした。
そして今年の中3には、僕の塾人生で初めて、教え子の子どもがいます。
三者面談で娘とならぶ卒塾生。
互いに笑いが込み上げてきて、娘を差し置いて大爆笑。
笑いが込み上げてきてしまう、これにもまた困惑。
親になったからなのか、または、歳をとったからなのか。
そのどちらも、かもしれませんね。
笑顔で送り出す、それが最高の瞬間だと思って19年、これまでやってきましたが、それ以上の瞬間があるということを、彼らが教えてくれました。
ありがとう、みんな幸せにね。