賢人の言葉にこのような言葉があります。
『学べば学ぶほどに、私は自分が何も知らないことがわかった』by アインシュタイン
『真の知に至る出発点は無知を自覚することから』by ソクラテス
その逆が何度も紹介しています、ダニング・クルーガー効果。
「能力の無い人は、自分の能力がどれほどのものか認識することができない。また、他者が持っている能力を正しく認識することもできない。自分の能力も他者の能力もわからないので、口だけは立派、自己評価だけ無駄に高いという非常に残念な状態になりがち」という理論。
こんな喩えがあります。
「パソコン詳しいですか?」という質問に、
① パソコンについて専門的に学んだ人
「(学校にはすごい奴が山ほどいたからな…)いや、そんなにできないですよ」
② パソコンに詳しいね、とよく言われる人
「(ワード、エクセルとかだいたいできるし、周りの奴らに詳しいって言われるからな…)そうですね。だいたいはわかりますよ」
①の人は自分に自信がないのでしょうか。
自信とは、文字通り「自分を信じる力」であり、努力していけば必ずたどり着く、成し遂げることができるという潜在意識です。自分は(大して努力せずとも)できる、またできているという思い込みは自信ではありません。
自信ある子を育てるためには褒め方が大切だと言いますが、褒めるとは決しておだてて調子に乗らせることではありません。褒めるとは、前向きに努力している姿や成長を認め、そのことを声に出して伝えることです。
ですから簡単なタスクばかりを与えて成功させ、おだてて調子に乗らせるような教育は、結果的に子どもの自尊心を実情から懸け離れた状態にまで肥大させ、理想と異なる現実からは目をそらし、「俺はまだ本気出してないだけ」とのたまうような人間を作りかねません。
たとえ失敗してしまっても、その中には成長しているもの、手に入れているものが必ずあります。それを見つけて声に出して伝えてあげる。成功失敗という単純な結果ではなく、成長を評価するという価値観を育てていくことが大切です。
「成功」するかどうかはわからないけれど、ベストを尽くせば、必ずそれに見合う「何か」を手に入れられる。
そう言える人が、本当の「自信のある人」です。