浦和高校の倍率が高いですね。
例年以上に多くの中学生が浦和高校に挑もうと思っているということですから、今年は意志の強い中学生が多いのでしょう。
僕が高校生の頃、予備校の先生がクラスのみんなにおっしゃったことがあります。
『君たちの親がうらやましくもありますよ。だって難関校に挑もうとしてくれているんですから。
僕の子どもも君たちと同じくらいの年齢なんですけど、そもそも勉強しようともしてくれない。
挑もうと努力してくれる姿を見せてもらえているだけで、君たちのご両親がうらやましいです。』
当時はよくわかりませんでしたが、今ならわかります。
たとえば、県内最高峰、全国屈指の名門校である浦和高校に挑む。
それだけですでに、心技体すべて高いレベルにあることの証明です。
自分の子どもがそれだけのレベルに育ったということですから、親からすれば幸せなことですよ。
予備校の先生はその後、こう続けました。
『でも逆に、だからこそ、ご両親は絶対に合格してもらいたいと願うことでしょう。
伝えたい気持ちを必死に抑えて、あたかも気にしてもいないようなフリをしていることでしょう。
口を開けば、抑え込んでいる言葉が溢れ出てしまうから。
その言葉ががんばっている子どもに余計なプレッシャーをかけてしまうかもしれないから。
だから、代わりに僕が代弁します。絶対に合格しよう。』
何かに懸命に取り組む時間より、人間を成長させるものはありません。
一秒でも長く、懸命になってください。