『今でしょ!』で有名な林修先生が、自分の教え子3人の現役東大生を引き連れて番組に出ていました。
そこで話されていた趣旨が、僕が常日頃から言っていることと同じでありながらも、より端的だったとものですから、悔しいのでメモっておきます(笑)。
一つ目。
オススメの勉強法は?という質問に、
『頭の中で再現できるようにする。』
東大理Ⅲ(医学部)の彼女曰く、学習効果のピラミッドによると、授業を受けて「なるほど!そうか!」と思っても、そこでやっと理解の5%~10%にしかならない。本当の理解はその先にあって、アウトプットする(類題を解いてみたり、誰かに説明したり)ことによって強化されるということです。
そうはいっても、いちいち誰かに説明するわけにもいかないですよね。
そこで彼女のオススメが、自分で自分に説明する(再現する)というわけです。
僕も思いますが、授業はあくまできっかけでしかありません。
モノの見方と言いますか、考え方、切り口を伝えるに過ぎない。
これって勉強に限った話ではないですよね。
ダイエットだって、野球だって、吹奏楽だって、聞いただけで上達するなんてあり得ない。
聞いたことをそのまま、自分でやらなければ上達してはいかないのです。
そして二つ目。
ズバリ、東大に行くには?という質問に、
『(東大に合格者をたくさん出している)進学校に行く。』
進学校だから授業レベルが高いとか、やっていることが違うとか、そんなことはありえない。
そもそも勉強は自分でやるものなので、勉強するという意味では先生や学校はそれほど関係ない。
けれど、東大に合格している人が多い高校に行けば、東大を目指している人がたくさんいるし、東大に合格した先輩たちからも、また、合格させた先生からも、たくさんの情報を手に入れることができる。
そういった情報がたくさんあれば、そこに流れる当たり前の基準はおのずと高まっていって、いつの間にか自分の基準も高まっていくから、そういった環境に身を置くことは非常に重要、だそうです。
これ、10年くらい前に僕も思って、実際にたくさんの学校を見学し、確信したことです。
(※8年くらい前に書いていた楽天ブログの方でよく書いていた思い出があります。)
多くの生徒や保護者は、『わかりやすい授業』『惹きつける授業』というもの求めがちです。
しかし実際そういった授業技術でいえば、超名門私立の高校の先生が皆すばらしくて、底辺私立の高校の先生が皆良くない、そんなはずがありません。
『わかりやすい授業』なんてのは、先生なら誰でも持っているであろう知識を、生徒のレベルに合わせて取捨選択できればある程度できるものですし、『惹きつける授業』という意味では、むしろ中堅私立の高校の先生の授業の方が巧かったりします。
つまり、伸びる高校とあまり伸びない高校の違いに、そういった『わかりやすい授業』や『惹きつける授業』は関係ないということです。
授業は、ある一定のレベルを超えていればもうそれでよくて、他に何かもっと別の要素が、生徒の成長に大きな影響を及ぼすのではないか。
至った僕の結論が、いわゆる『伝統』です。
空気というか、雰囲気というか、そこに流れる空気を吸っているだけで、当たり前の基準が上がっていく。
繰り返しになりますが、勉強は自分でするものです。自分でやる以外にないものです。
であるなら、『自分の当たり前』を上げていくことが重要なのであって、先生はそうさせることに力を注ぐべきなのではないか。
そう思って進めてきた結果が、今のウィルです。
わかりやすい授業を求めて研鑽していた頃よりも、進学実績ははるかに上がりました。
さて、誤解を生みそうなので補足しておきます。
では、そういった空気を作るのは誰かといえば、それはやはり先生です。
先生の力は大きい、いや、ほとんどすべてでしょう。
言いたいことは『わかりやすい授業』『惹きつける授業』では、変えられても5%~10%くらいのものだということです。
先生に重要ではないということでは決してありませんのであしからず。