「褒める子育て」というフレーズがあります。
何百人と見てきた僕の経験からしても、「○○しなさい!」「なぜ○○しないの!?」というような叱責、命令、指示ばかりではより良く育っていかない。褒める、というか認めてあげなければ人はより良く育っていかない。
これは真理だと思います。
叱っていれば言うことを聞く、年端のいかない子ども時代ならいざ知らず、子が成長するにつれ、そのようなやり方では、いつしか反発して動かなくなるか、言われたことしかしないロボット人間になってしまうか、どちらにせよ良い結果には繋がらないでしょう。
とはいえ、「褒める」とは具体的にどうすればいいのでしょうか。
どうも「褒める」を「おだてる」と勘違いしている方が多いような気がします。
子ども操作しようという下心があると、子どもは容易に見透かします。それでは意味がありません。
褒めるとは、認めることです。
子ども言動を見守ることで、本人には気がつかないわずかな変化、成長を見つける。
そして、それを声に出して伝えてあげること、です。
講師たちには「追認」という言葉で伝えていますが、彼らの行動をつぶさに見ていると、ふとした瞬間にキラリとしたすばらしい言動が見えることがあります。そこを逃さない。
「○○(← その子の名前)、今の良い。」
もちろん褒める育て方には、叱る育て方に比べて即効性はありません。時間がかかります。でも、ジワジワと確実に伸びていきます。
ですから、すぐに止めさせたいことについては、叱ることは必要ですよ。
ダメなものはダメ。
ならぬものはならぬ。
めったに叱らない人の、毅然とした態度はものすごく彼らの心に響きます。