教育は、公教育と私教育に分けられる。

 

名古屋大学名誉教授でもある安彦忠彦氏曰く、

 

私教育とは公教育以外のものすべてを指し、家庭で施されるものから、私立高校や私立大学が行うもの、そして企業が行う社員教育に至るまで、何を施すか、何を大切にするか、それは百人百様あって然るべきもの。
 
しかし公教育は違う。 
公教育は、国家の安定と発展を目的に、画一的かつ効率的に行われるもので、その範囲は法に定められている。
 
つまり教育とは、私教育が大部分を占め、公教育はその中のわずか一部分を担うに過ぎない。
昨今の子どもたちに対する教育の低下を嘆くのならば、公教育に目を向けるよりも、私教育の方にこそ目を向けるべきだ、とのこと。


私教育の一翼を担う、塾や私立校は、それこそ百人百様の教育観を掲げ、これこそが絶対に子どもにいい!という教育手法をもって指導にあたっている。

 

それぞれの教育観を比較検討して、ここに預けてみれば、より子どもを伸ばしてくれるのではないか、と信頼してくれる保護者の方々がいて、塾や私学は成り立つということは言うまでもない。

 

そういった意味で、国が定めた内容を施す公教育とは異なり、塾や私学は似たような教育観を持つ保護者の方々と一緒に作っていくものなのかもしれない。



 

さて、難しい話はここでおしまい。

 

3日前の土曜日、在塾している中学1年生の生徒と保護者を対象にした会を開きました。

 

今年が初めての試みです。

 

改めて『僕たちはこう考えている』という教育観を提示して、ご家庭と連携して子育てをしたいという想いを伝えたつもりです。


親だけの言葉では伝わらないことも、周りの大人たちも同じようなことを言っていれば、そういうものかとジワジワではあっても、子どもの心に染み渡っていくでしょう。

 
伝えること。
あきらめないこと。
折れないこと。
 
会でお願いした3つのことですが、これは僕の中でも最も大切にしていることです。
 
子育てはすべての大人の責務。
 
親だけの責務ではないのですから、みんなで子育てをしていく、もちろん公教育も含めて。
 
そんな世の中がいいなと思っています。