ウィルは定員制です。
預かった生徒全員にベストな教育をしていく、それが多くの方にキャンセル待ちまでしていただける理由だと思っています。
しかし残念ながら、人と人との間のこと、すべての生徒に最良の学び舎となる道は極めて険しいもので、今の我々の指導、ウィルの環境が合わない子どももいるということも事実です。
年に1人いるかいないかと、その人数は決して多くはないですが、結果的に退塾を勧めざるを得ないという苦渋の決断をしたことも過去にはあります。
今日は、
『ウィルは、学力の低い生徒を退塾させるから毎年平均偏差値が高い』
という、ちょっとびっくりな噂があることを耳にしましたので、退塾勧告を出すに至るまでの過程をここに明らかにしておきます。
※ そもそも、自分が手塩にかけて育てた生徒を退塾させて、顔も知らないキャンセル待ちの生徒を入れる方がリスク高いと思いますが。
まず、退塾勧告を申し渡すまでには、警告として生徒本人と幾度も繰り返し話し合いの場を設けます。
当たり前のことですが、教え育てるのが教育です。ましてや、小さい頃からみてきている教え子です。それなくしていきなり退塾を勧めるようなことはしません。
『このままだとうちではやっていけないよ』ということを伝え、改善を求めるために話し合います。
それでもそれが改められない場合、次には保護者の方を呼んで、生徒を含めた三者面談で、このままの状態が続けば継続は難しいと説明し、ご家庭の力も借りて改善を試みます。
それでも改められなかった場合、残念ながらウィルはその生徒にとって最良の場所になりえないと判断し、他塾を勧める、いわば退塾勧告を出します。
では、主にどのようなケースで警告が出されるか、ですが、最近では以下の二点でしか出したことはありません。
1. ウィルで受講していない科目があまりに酷過ぎて、将来的に集団授業についていけそうもない場合。
2. 集団の和を乱す言動が一向に改められない場合。
二つ目については、僕らの指導力不足もあります。変えられない子どもなんていないのですから。
一つ目については、自習に来てくれれば受講していない科目でも指導しますし、『このままだと集団授業についていけなくなりますよ』というライン(基準点)も各ご家庭に郵送しています。
また、本人がどうしても自習に来づらい、あるいは、自分ができないことを他の人に知られたくないということであれば、ほぼ個別指導で総復習を行う講習も用意しています。
このように、学習面については様々な対応策を整えてあります。
ただ、それを活かすも活かさないも生徒、保護者の方を含めた、ご家庭次第。
受講していない科目まで、こちらが細かに指導して責任を持つなんてことはどうしたってできないのです。
この、退塾勧告の最大理由となってしまっている『受講していない科目があまりに酷過ぎ』パターン。
これをどうにかして根絶したい、これが今のウィルの課題の一つです。
最後に、塾から退塾を勧めるのではなく、自ら辞めていく生徒は年に2~3人くらいいるでしょうか。
ウィルの学習内容と他のもの(クラブチーム、ネット、友だち、部活 ※多い順)との両立ができないというのが理由です。
ちなみに、7年前に当たる7期生の頃から考えて、基礎学力テスト(不合格者は試練)を加えたのみで、それ以外にカリキュラムは変わっていません。
言い換えれば、『これについていけば、必ずこうなる』という秘伝のノウハウです。
それについていけないと退塾を選ばれたのであれば、そりゃ、小さい頃からみてきた生徒ですから内心穏やかではないです。
今、中3に上がる前にウィルを退塾していった生徒の顔が浮かんでなんとも言えない感情が湧き上がってきていますが、これも致し方ないことなのだと諦めるより他にないと、自分を納得させています。
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