GWも終わり、年度最初の定期テストも近づいてきました。

特に中学1年生の保護者の方にとっては、自分の子どもがどのくらいの学力なのか、楽しみでならないのではないでしょうか。

さて、今日はその定期テストについて、大切なことをお伝えしたいと思います。



定期テストには、大きく二つの役割があります。

一つ目は、「子どもの現在の学力と日々の学習状況を確認する物差し」として、

そして二つ目は、「受験に用いる通知表(評定)を作成する際の重要資料」です。



一つ目の役割について保護者の方々の心に留めていただきたいこと。

まず、結果を絶対値で捉えないこと。

昔もそうですが、分布図を見ると60点以上がクラスに一人しかいない、なんてとんでもなく難しい問題を作る先生もいますからね(^▽^;)。

次に、定期テストは学力だけじゃなく日々の学習状況をも測るものですから、教科書や問題集、塾などの指導では届かないところ、いわゆる『授業を聞いていないとわからない問題』があります。

そういった問題をとれているか否か。そこに学校の授業での子どもの様子が見て取れるでしょう。



そして、二つ目の役割について。

保護者の方はこちらを意識されることが多いのではないでしょうか。

はっきり言います。

「通知表の資料」としての役割における定期テストの価値は、少なくとも我々世代の頃に比べて格段に低くなっています。

観点別評価という言葉をご存じでしょうか。

『ペーパーテスト等による知識や技能のみの評価など一部の観点に偏した評定が行われることのないように、「関心・意欲・態度」、「思考・判断」、「技能・表現」、「知識・理解」の4観点による評価を十分踏まえながら評定を行っていく』

という新しい通知表の付け方のことです。


※ その評価の仕方について、教師による新人教師への指導サイトにわかりやすいものがありましたのでご覧ください。⇒ こちら


この制度をあえてわかりやすいように強引に説明するなら、

『定期テスト』・『授業態度』・『提出物および小テスト』

の3本柱があり、それぞれの項目においてA~Cの三段階で評価、その総計として評定がつけられるというイメージです。


たとえば、

定期テストA、授業態度A、提出物および小テストAなら5
定期テストC、授業態度A、提出物および小テストBなら3

というような感じですね。


つまり、定期テストの点数に準じて通知表がつけられた僕らの頃に比べると、定期テストの点数はわずか3分の1しか反映されなくなったということです。

ですから、定期テストで5点とか10点とかとっていても、学力評価はCにはなりますが、授業態度をしっかり、ノートをきれいにまとめて期限内に提出していれば、通知表は3になる、こんな例はそれこそ無数にあるのです。

こういったことを踏まえて、では、子どもにどうアドバイスをすべきかを考えられるといいと思います。

どんなルールにも問題点は必ずあるものです。

自分に合わないからといって、それをどうこう言っても何も変わらない。

ルールをよく知った上で、そのルールをうまく活用するくらいの心持がいいかもしれません。