みなさん
あけましておめでとうございます。


さて、新年一発目の投稿は、めでたい席のご報告。

昨年年末、12月19日、最高裁第三小法廷は、ファイル共有ソフトwinnyの製作者、金子勇さんが著作権法違反幇助の罪で起訴された事件について、無罪を言い渡した大阪高裁判決に対し、検察官が申し立てた上告を棄却しました。
これにより、金子さんの無罪が確定しました。

平成16年9月1日の第一回公判から、長く続いた裁判は、弁護側の完全勝利として、幕を下ろしたのです。

僕自身、副主任弁護人として、永く裁判に関わって来て、最後を無事に無罪判決で終わることができて、本当に良かった。何より、本判決により、ソフトウェア開発が安易に著作権法違反幇助になるという悪しき先例となることが防がれ、ソフトウェア開発者が萎縮することなく開発に専念できることになったことが、何より良かったと思います。

また、個人的には、金子勇という、本当に純粋な技術者が、汚名を払い、名誉を回復したことが、喜ばしいことだと思います。

と言う訳で、今日はその金子さんも交えた、弁護団による無罪祝勝会となりました。

良かった!
金子さん、本当におめでとう!

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金子さんと。隣は主任弁護人秋田真志弁護士