Dream17号(平成28年9月号) | 「進学塾ウィル」のオフィシャルブログ

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子供の成長

 ようやく秋らしい気候になってきました。子どもを外に連れ出すにはちょうどいいですね。先日、保育園のお迎えに行った足で、虫取り網とカゴを持って鴨川公園に行ってきました。トンボ捕りは、「出来ない・・、パパ捕って。」と言ってすぐに諦めてしまった息子でしたが、お魚捕りにはとても熱中してくれました。自分で捕るまで諦めずにすくい続ける息子。「なっちゃんも~」と言って止めてくれない娘。流石にまだ自分たちで捕ることは出来ないので、子どもたちに分からないように、自分で捕ったことにしてあげるのに苦労しました。幼い我が子の成長を見ていると、改めて気付かされることがよくあります。
 トンボはすぐに諦めてしまった息子が、なぜお魚は諦めなかったのか。それは、目標が手の届くところにあるか、ないかの差かもしれません。飛んでいるトンボは、捕まえるのに失敗するとすぐに遠くまで飛んで行ってしまいます。でも小さなお魚は、失敗してもすぐに同じところに戻ってきますし、いつも網が届きそうな所に居ます。捕れそうだから、諦めずに何度でも捕ろうとしていたのだと思います。手の届きそうな目標だと自分で頑張れる。熱中していつまでも続けられる。そして、出来たら大喜びする。私たち大人でも同じですね。
 子どもたちは小さな成功体験を積み重ねて、自信を付け、大きな目標へ向かって頑張れるようになります。遊びでも、スポーツでも、勉強でも、人間関係でさえも同じだと思います。スポーツが苦手な子にいきなりオリンピックを目指せと言っても無理なことです。勉強も同じです。勉強が苦手な子に、いきなり90点目指して頑張れと言っても無理な話です。子どもたち自身が、自分でも出来るかなと思えるような目標を設定することが大事です。もちろん、心の底からワクワクできるような目標が見つかったり、失敗して悔しい思いをしたりして、大きな目標へ向かって歩み始めることもあります。しかし、この場合も小さな目標をたくさん設定して、一つずつ達成していくことが必要です。すぐに行動できる小さな一歩から始めることが大事です。
 9~11月は、学校の授業内容もテストも難しくなります。受験勉強が本格化したり、部活動により熱中するようになったり、思っている以上に子どもたちには変化の大きい時期です。いろいろ失敗もあるでしょうが、子どもたちの成長を一緒に見守ってまいりましょう。

ウィル通信 平成28年9月号より