全貌が明らかに…
1歩1歩、待ち合わせ場所に歩み寄る…
5m前…間違いない…真ん中だ。。
ここでの相手からの印象はわからない…
私の印象としては申し訳ないがタイプではなかった。
ただ、見た目で判断してはいけないと今まで教育されてきた私。
これは偏見だと自分に言い聞かせる。
先方の容姿は下記の通り
・まず髪型、秋口にふさわしいマロン系!?金髪!?メッシュなのか!?そしてパッツン。
・アイライン、とにかく厚塗り…クッキリ一重
・首元には水木一郎を連想させるスカーフなんだゼェ~ッ!!
・ベージュのトレンチコートをお召しになり腰ベルトをお締めになられることで末広がるコートの裾
・ベージュのコートから時折顔を覗かせる白のインナー
・タイト…タイト過ぎる…かなり窮屈を思わせるデニムパンツ
・お洒落は足元から…、花柄のミュール!?中国出張に行くとよく見るカンフー靴
当時の流行を完璧且つ大胆に着こなされていた。
停めていた車へと移動し
先ずは互いの話が出来る場での喫茶、畏まらない場所にと大手ジャンクフード店に入った。
海が一望できるジャンクフード店というのは珍しいロケーション。
私はアイスコーヒー、彼女にメニューを確認すると…
驚愕な返答が私の耳へと飛び込む!!
まさかのバリューセット、しかも季節限定もの。
よっぽど腹が空いていたのか?はたまた季節限定ものが食べたかったのか?
とりあえずご要望通り発注。
席へと付き会話が始まるかと思いきや…
季節限定物のハンバーガーを一気に食べ始めた。
体育会もビックリする食べっぷり。。
時折、誤魔化したようにポテトをおちょぼ口でついばむ。
何なんだこの分かりやすい光景。
時間にして3分ぐらいであっただろうか…
ハンバーガー完食。。
そして何を思ったか彼女の口から
驚く言葉が発せられた…
『ねぇ、海が見たい!』
何なんだこいつは…
既に海は目の前にこれでもかってぐらい広がっている。
間髪いれず返答
『目の前に見えてるだろ!』
更に被せるように…
『まぁ、そんなの知ってるけどね!』
おい、何なんだこいつは…
ハンバーガーを食べた彼女は変貌を遂げて行った…
