スリルもサスペンスもなく、
歴史を揺るがすような大きな事件がおきるわけでもなく、
かといって、さほどのロマンスが起こることもなく、
ただ、ごはんを作って、食べる という
日常の一コマをたんたんと追った映画がある。
きっかけは、ベタであるけれど「かもめ食堂」。
評判もよいし、きっとみたら好きになる。そんな予感があったのに
レンタルしては観ないまま返し・・を数回繰り返したのち、
やっと視聴、そしてお約束のように、はまる。
そのおかげで、うちのお皿はAvec24だらけになってしまったの。
それに、もたいまさこさんがね、とても素敵だった。
彼女が演じるマサコさんは、過去の苦労をすべて昇華して、
人魚姫が海の泡に溶けたように
フィンランドの森に溶け込んで、そして静かに生まれ変わる。
到底無理だけど、こんなふうに年をとっていきたいと思うわけです。
秒針の音がきこえるほど時をゆっくり刻む、おいしい映画に味をしめ
他にも何本か同じテイストの映画をみる。
その中で、予想以上におもしろく、
たぶん繰り返しみることになりそうなのが
柴崎コウさん主演の「食堂かたつむり」だった。
ありえない設定に、メルヘンチックな演出。
なんだこら!、と感じる人もたくさんいると思うけど
私には、この映画の主張するファンタジーレベルが
ちょうどツボに入ったというか。
「生きることは、食べること」という共通のテーマがありつつも
実話をベースにした「南極料理人」が、
リアリティにほんの少しのファンタジーをふりかけた映画であり、
食堂かたつむりは、ファンタジーの中に
少しばかりのリアリティを混ぜ込んだ映画、まったく逆なのである。
ただ、見た目の美しさという点では、柴崎コウ嬢の圧勝というか。
彼女、だまってるほうがいいね。セリフがない役は、はまり役かも。
映画の中では、このカットシーンが絵的に一番好き。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15720/gallery/p002.html
上のシーンを描くのはあまりに技量を越えるので、
仕方ないから、おいしいスープ作ってドヤ顔のコウ嬢を描いてみた。
完全に漫画チックになっちゃったけど
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