呪いの叫びが生み出した一つの悲しき宇宙。満たされ得ない想いから外側にあるような幻想的カタルシスさえも飲み込んでしまうような孤独で、高き想いや記憶たちは犠牲とともに負なる新たな概念をも生み落とし創造してしまう。それは普遍や公を超克した個体の意志。無力さからの自己怠惰は満たされ得ない感情と理性でけしかけ、体や心や自我は狂気をも利用しながら迷宮からの出口を求めて足掻き、狂乱する。差しのべる救済や赦しすら拒む謎めいて残忍な支配への意志。それは全てを懐疑する。「何故、その様なものが在るべきなのだ?」あらゆる信仰をあらゆる希望を忘却し認識しうることで生じる対価の摩擦、幾何の運動は悲しき負の遺産と価値を、、否、、他の誰かにとっては皮肉にも救われる耽美なカタルシスを残して、世界のエントロピーを巨大化させ、人々の価値を揺るがし、カタストロフを引き起こす。それはかつて誰にも知り得なかった乖離された理や循環性を象る因果の星辰の一部を手にとり、新たに書き換え創る。これらを名状しようとも概念にも多大な矛盾が邪魔をするのか何ものかは解らない。怖ろしく、戦き、隠された深層に眠る元型と象徴と不条理を超え出でる矛盾と自己への畏敬。それは自己矛盾を容認し、愛し、戸惑いする隙を与えぬ間に包みこみ支配し飼い慣らし、自我や、意識を閉じ込めて操る。それらは愛が成せる奪魂忘我とともに、全てを愛するがゆえの孤高に思われ、誰にも理解されないすれ違いをも許すほのかな眼差しにも思われた。「ねえ君、愛することが出来ないのであれば通り過ぎるがいい。しかし、私には通りすぎること多きに過ぎたのだ。全てを愛するが故に!そして、そうである限り人類諸君、私は君たちの敵だ!それは君たちへの愛がいまだに残っている限りにおいての証なのであろう。」高貴なものは自分の徳を他者にまで押し付けぬものだ。すれ違いは決して失い損なうことではない。私には始まりと終わりの世界と進化を予感させるのだ。世界を変える新たな貴族たちの誕生。それは国家を、チンドン屋を演じる強力な大政治や、大衆文化による家畜支配すらも飲み込み支配する新たな貴族たちの誕生、それを約束するための準備や曙光の一部足り得る。