元型とともに語る者は、千の聲をもって語り、人を掴み圧倒し、同時にその語るところのを、一回限りの移ろいゆくものから永遠にあるものの域にまで昇華させる。個人の運命を人類の運命に高め、それにより人類にとってのあらゆる危険から脱出し、どんなに長い夜や冬にも耐え忍ぶことを得させてきたあの力に満ちたものを我々の血や人格の内にも呼び覚ますのである。「事物の根源は限りのないものである。事物がそこから生まれたものへと、その死も必然的に帰っていく。何故なら、事物はその対立と破壊の償いとして時の秩序に従って、互いに重力により沈んで、一つになるからである。」アナクシマンドロスのロゴス。