本日、第7回斎藤實・春子夫婦を偲ぶ等短歌大会が、奥州市水沢区の斎藤實記念館の旧宅で行なわれた。
選者は前岩手県歌人クラブ会長の菊澤研一先生。
友人の誘いもあり、私も初めて参加させて頂いた。
初めてということもあって、いったいどんな内容でやるのか非常に興味津々だったが、参加者全員が順に詠草を読み上げ、各自感想を述べた後に、菊澤先生からアドバイスや感想が述べられた。
それにつけても感銘を受けたのは、菊澤先生の豊富な知識量と的確なアドバイスである。
2・3年前、一関地方短歌会秋季短歌会
に出席させて頂いた折り、やはり菊澤先生が選者を務められていた。
やはりその時も知識量とブキャブラリの豊富さには驚かされたものだったが、現在82歳とのこと。それにしても凄い記憶力である。
私なんぞは一晩寝るとすっかり忘れてしまう。いや、特に最近は寝なくともだが・・・。
投稿作品についてひと通りのアドバイスや講評が終わり、続いてお待ちかねの入賞作品の発表があった。
最優秀賞には、千田マス子(奥州市胆沢区)さんの作品が選ばれた。
作品:買ひて来(き)し仔牛の序列決まりしか水を飲むにも先争はず
私の作品(フォト短歌にて)もせめて佳作にと期待していたが、そんなに甘くはなかった。
因みに友人の菊田顕君の作品は佳作に入選した。
当の本人は悔しそうにしていたが、痛いほどその気持ちは分かる。俺はもっと悔しい。
彼の作品は“炭はぜる音(をと)にも遠(とほ)き雪の日のよみがへりくる朝もありけむ”
来年の第8回も、是非とも再チャレンジしたい。
斎藤實記念館にて(私のエッセイ集より)