基本的に源泉掛け流し至上主義、それ以外認めん!くらいの気持ちなのだが…

この地蔵谷不動温泉は特別。湯使い、女将さんのおもてなし、全てが独特のくつろぎ空間を醸成していて、究極の脱力リラックス体験ができる。


比叡山麓、木立の中の祠。お不動さんから涌き出る水が、霊験あらたかな「おたすけ水」ということで、併設して温泉を始めたらしい。


境内を一回りお参りし、温泉建屋へ。

独特の雰囲気の女将さんがお出迎え。まっすぐ目を見て話されるのでドギマギしてしまう。その辺りAKARIちゃんぽい。ほんとは狐なんじゃないか?と書いてる人がいたが、そんな感じも確かに(笑)

まずは休憩室の座敷に案内され、自分の席をリザーブ。ここで利用方法や温泉の効能などの案内をしてくれるのだが、「ご案内は大丈夫ですね?」

一年ぶり二度めの訪問なのに、覚えていてくれてたようだ。(やはり狐だと確信を新たに。)

平日午後に伺ったが、なかなかの盛況。座敷には眠りこけてる廃人さんたちがゴロゴロ。


さっそく湯へ。決して広くはない浴室・浴槽だが、皆さん譲り合いながら静かに堪能している。

自然湧出のラジウム冷鉱泉を加温、循環・消毒ありだが、湧出量が毎分1.3Lしかないので仕方ない。

窓は開いているが、外は崖なので風は通らない。湯気のラジウムを効果的に摂取できるようにという配慮もあるそうだ。

この湯気、確かにいいんじゃないかなー?プラシーボかもしらんが、外からも内からも包み込まれてる感覚。疲労感を伴わない、独特の心地よい眠気。

なんなら湯に浸からずにぼーっと佇んでいるだけで気持ち良い。


40分も居るとフワフワになってきて、座敷へ。

猛烈な眠気で即眠。ほんの30分ほどだが、異様に熟睡できた。

こちらは料理も美味しい。閉館時間が近いので慌てて天ぷら定食を注文。

やっぱり此処は朝イチで来て、ビールなども頂きながら2食くらい食べたい。それくらいゆっくり来る場所だね。


外の源泉井戸で「おたすけ水」を汲ませて頂き帰路へ。

短い滞在だったが、それでもとてつもない充足感。

ありがとうまた来ます。




京都府京都市左京区

北白川地蔵谷町1−244

075-781-5480


JR京都駅 八条口より

京阪バス 京都比叡山線

比叡山行き または 比叡平団地行き 約35分

地蔵谷 下車 すぐ

※冬季(12月上旬~3月下旬)運休


または

京都市営地下鉄 東西線 三条京阪駅より

京阪バス  約25分

地蔵谷 下車 すぐ


白川通・今出川通交差点付近より

無料送迎車あり ​出発時刻 10:30


源泉名:不動温泉

単純弱放射能冷鉱泉

低張性 中性 冷鉱泉

泉温:11.2℃

加温あり、循環あり、消毒あり



大人 1,300円(入湯税含む)

子供   600円(3歳から小学生)

10:00~18:00

​木曜定休

(GWなど木曜日も営業することがあり。

 営業日カレンダーを確認)

 https://www.fudouonsen.com/





キタのビジネスホテルをチェックアウト後、どうにも温泉に入りたくなり、1時間ほど車を走らせこちらへ。

ちょっと走っただけで、山っ気たっぷりな景色。大阪府最北部なのね。







ネットの噂通り、入り口分かりにくい&車高低い車は無理。

10時ちょうどに到着したが、平日の朝一番で既にほぼ満車。

駐車場から川沿いを歩き、農具小屋のような受付棟で湯守の方へ支払い。







一番奥に木造モルタル造の湯屋。

浴槽はコンクリート槽に防水シートを貼った、風情もなにもないスタイル。こうゆうのが逆に風情だと感じる。感覚がおかしくなってるな(笑)

2つあるシャワーカラン、出てくるのは源泉。

冷鉱泉を加温しているとのこと。

浴槽は同じ湯を2つに区切り、湯口側40~43℃、湯末側32~36℃の表示。

体感的には湯口至近はけっこう熱く、ホースから掛け流される湯は50℃越え。ぬる湯側も40℃弱くらいはありそう。外気温や客の加水具合で変わるんだろうな。


ほのかな硫黄臭。静かに浸かっていると微かに泡付きも。

ぬる湯→あつ湯と温まり、第3の源泉槽へ。

大柄な人では入れないかも?なサイズのステンレス槽は、加温なしの源泉掛け流し水風呂。キリリとしつつも柔らかに包みこまれる感じ。良い!

全て源泉で温冷交互浴ができるの、すごく贅沢だな。窓が全開なので、外気浴感も最高。


それにしても、自分は45分くらいで離脱、少々湯あたり気味だったのだが、最初から入ってた先輩方5人は静かにいつまでも浸かっていたなあ。


帰りに水をもらって帰る。1L100円と書いてあるが、風呂入ってくれたからいいよ、だって!

車も入れない敷地。(よく建てたもんだ。)維持管理はとても大変だろうけど、是非永く続けてほしい。

ご馳走さまでした。




大阪府豊能郡能勢町下田尻801

能勢電鉄 妙見線 山下駅 下車

阪急バス 西能勢線 口山内行き 30分

下田尻 下車徒歩30分 

(1日3本 土日運休)


泉質不詳(含硫黄-重曹泉?)

冷鉱泉


大人 800円

小人 500円

幼児 300円


10:00~17:00

木・金定休


タトゥー不明





岡山県北部、苫田郡鏡野町。

ある方の心の故郷とのことで、前から訪れたいと思っていた念願の地。

今回タイミングが合い初訪問。


山と田園と、そして林業のまちなんだろうな。丸太を積んだトラックが多く、山肌にも施業の痕跡がちらほら。


般若寺温泉は街道から一本入った川沿い、と言うか川底にある。

まあまあ険しい石段を降りていくので、サンダルやヒールでは危ないね。

平場まで下りて来ると、母屋の前で2人の番頭さんがワンワン!盛大に出迎えてくれるよ。






話好きなご主人にしばし話を伺ってから、さらに一段下りた湯屋へ。

崖にくっつけて建てた内湯と、その裏に露天。





3つの自家源泉をミックスしてるとのこと。内湯は40℃弱、外湯は40℃ちょい、どちらもぬるめのじっくりタイプ。



内湯は石組の浴槽内のパイプから源泉が掛け流されてるが、床の石組の隙間のあちこちからも湯が漏れている。

天然の岩肌と窓からの光がいい雰囲気を作っていて、とても気持ちよい。



十分に温まって外湯へ。

一応服を着て移動したが、5歩歩いたら脱ぐので意味ないわな。

スカスカの柵があるが外からは丸見え。まあ人の気配はまったくないので気にしない。

すぐ横を流れる川の音を聴きながら、身も心も解き放つ。

1時間の貸切ではいささか物足りないね。

いい時間であった。



岡山県苫田郡鏡野町奥津川西20−1

JR津山線 津山駅 北口より

中鉄北部バス石越線で1時間

小畑バス停下車 徒歩10分 


源泉名:般若寺温泉 一乃湯・二乃湯・三乃湯

アルカリ性単純温泉

低張性 アルカリ性 高温泉

源泉温度:33.6℃~42.0℃

加水なし 加温なし 循環なし 消毒なし


10:00~日没まで

1時間貸切制

大人:1100円

小人 : 550円

貸切料金:1100円

タトゥー不明 貸切なので問題なし