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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

(NHK youtubeより)

 

こんにちは、ボーンズ88です。

 

ザギトワ選手の演技、凄かったですね~。

 

まるでクラシック・バレエのような演出、「ロシア人には響くんだろうなぁ」なんて思いながら見ていました。

 

「ところでさ、ボーンズさん、オリンピックよく見てるよね?」

 

… そうだね。

 

冬季オリンピックは種目が少ないので、日本人がクローズアップされない競技をテレビでやる事が多いですね。なので、よく見てたかもしれません。連休もあったし。

 

「日本人選手が嫌いなの…??」

 

… いやいや、「日本ガー!」っていう、あの感じが苦手なんだよ。

 

 

 §§§

 

 

スポーツ観戦には2種類あると、僕は思っています。

 

ひとつはワンサイド観戦。

 

これは、例えば阪神ファンが阪神戦を見にいくようなもので、敵と味方がハッキリしてるスポーツ観戦です。なんといっても「勝利が第一」、分かりやすいですね。

 

そして、もうひとつはノーサイド観戦

 

どっちの味方でも、誰のファンでもない…、というスポーツ観戦です。僕はノーサイド観戦派、オリンピックだけじゃなく、他のスポーツも大体同じです。

 

「いったい、なにが面白いの?」

 

基本的にノーサイドなので「勝利が第一」という楽しみはありません。試合をやれば、誰かが勝つ、それだけです。

 

観戦のポイントはゲーム展開や勝ち方、プレーのレベルの高さ、要はすごいシーンが見たいワケですね。

 

日本人選手の出ないメジャーリーグや、サッカーの海外リーグ、アメリカンフットボール(NFL)やのバスケットボール(NBA)、あとテニスも、そんな感じで見ています。

 

で、オリンピック場合、普段見ないスポーツがほとんどなので、最初は「何が素晴らしいのか」の基準がよく分かりません。ところが、見てるとだんだんわかってくる、そこが楽しかったりします。

 

今回は、スノーボードやスキーのフリースタイル、「Xゲーム」系をよく見てましたね。僕みたいな素人が見ても、スリリングで分かりやすくて十分楽しめました。

 

 

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僕は「ひねくれ者」です。

 

それを自覚したうえで言っちゃいますが、僕には「日本人だから日本人選手を応援する」という感性はありません。

 

「○○さんの金メダルに勇気をもらった~」

 

そういう方もたくさんいるでしょうし、もちろん、それを否定するつもりなんてありません。ただ、僕は違う、というだけです。

 

例えば、日本のお家芸とされる柔道。

 

僕の知る限り、毎年行われている全日本柔道選手権大会を見にいった人なんて、誰もいません。以前はテレビ中継してたけど、今はよくわかりません。

 

それでもまだ柔道はマシな方で、他のスポーツなんて、もっと酷い環境にあるかもしれません。いったい誰が応援してるの…?

 

そんな状態で「オリンピックで金メダルガー!」なんてね。最近では、負けたらボロクソ言う奴まで出る始末、なんだか可哀そうな気さえします。

 

 

 §§§

 

 

一方的に感情を消費する「ニッポン金メダル病」

 

その原因はマスコミにあります。

 

マスコミはスポーツ選手の美談を連日放送して、ヒーローに祀り上げ、視聴者の期待値を極限まで上げて、テレビ視聴率を稼ぎ、ライセンス・ビジネスを発展させようと躍起になっています。

 

そんな状況で行われる東京オリンピック…

 

国民の期待はすでに感情的なレベル、知り合いでもなければ、実際に試合を見たこともない「同じ日本人ファン」は、メダルを取れば歓喜に涙し、失敗すれば失望から罵声をあびせる、日本全国でそんな状態に…。

 

そんな想像をするだけで怖くなりますね、でも、一部はすでに現実に起こっているんですよ。

 

「オリンピックは参加することに意義がある」

 

なんて、今はもう誰も言いません。

 

 

 §§§

 

 

女子フィギュアの話に戻りましょう。

 

日本の宮原選手はとてもいい演技をしましたね。僕は彼女の演技を見たのは初めてでしたが、「この人、こんなに上手だったの…?」なんて思いながら見ていました。

 

メダルは取れなかったけれど、オリンピックの舞台で出した自己ベスト、素晴らしい結果だと僕は思います。

 

ところが、NHKインタビュアーは…

 

「残念な結果に終わりましたが、いかがでしたか…??」

 

… はぁぁぁ…???

 

「ニッポン金メダル病」は確実に進行している。

 

 

 

<おわり>