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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

(ANN 10月31日)

 

 

「あり得ない判断であります!」

 

… いやいや、有り得ないのはオマエだろ!(笑)

 

韓国最高裁の出した「徴用工判決」について、日本政府は「完全に解決済みだ~!」と大騒ぎ、NHKはネトウヨ並みの韓国批判を垂れ流しました。

 

… オマエら、子供かよ…??

 

この事態について、冷静な解説をしている報道はありません。まるで感情丸出しの子供のようです。

 

… これじゃ、バカにされるだけだよ…。

 

というワケで、徴用工裁判問題の続きです。

 

 

 §§§

 

 

「日韓請求権・経済協力協定」には、こう書かれています。

 

  • 第二条
  1. 両締約国は、両締約国及びその国民(法人を含む。)の財産、権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が、千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約第四条(a)に規定されたものを含めて、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する。

 

「『完全に解決された』って書いてあるよ。」

 

… そうだね。

 

「国民の財産、権利、利益及び、両国民の間の請求権」の問題は、すべて完全に解決された、ということです。

 

日本政府の主張の根拠は、ここにあります。

 

「どうして韓国の最高裁は、あんな判決を出したの?」

 

 

 §§§

 

 

「日韓請求権・経済協力協定」に付随する別の文書では、「国民の財産には、徴用工の未払い金も含む」とされています。

 

「未払い金って、何なの…?」

 

ここで、前回のブログで書いた「マスコミ報道から抜け落ちているもの」を思いだしてください。

 

 ① 韓国最高裁の主張はなにか? 

 ② 日韓請求権協定とは何か? 

 ③ 当時の日本企業は何をしたのか?

 

この「③当時の日本企業は何をしたのか」を考えましょう。

 

当時の日本企業は、朝鮮人労働者たちの賃金の一部(大半?)を支払いませんでした。

 

「強制預金だ~」「親に送金するんだ~!」

 

と、適当な言い訳をして、賃金を支払わず、そのまま終戦をむかえて、バックレちゃったワケです。

 

「ゲッ~、なんか今の外国人実習生みたいだね。」

 

日本人の本質は変わっていません。

 

 

 §§§

 

 

マスコミは「徴用工」と言う言葉を使っていますね。

 

で、実際は、朝鮮人労働者の採用については、①応募 ②斡旋 ③徴用 の3パターンがありました。

 

「この方(裁判の原告)は応募された方なので、「徴用工」にはあたらない。」

 

日本政府は言っています。

 

確かに、そうでしょう。

 

でも、その人が、自分の意思で応募したとしても、おカネもらえなかったら激怒するのは当然です。

 

まして、本当のことを伝えたのかわからない斡旋や、徴用=強制労働で働いていた労働者は、どう思ったでしょう。

 

労働は連日長時間にわたり過酷を極めました。

 

当時の日本企業は、朝鮮人を差別し、過酷な労働をさせて、カネを払わなかった…。「徴用工裁判」には、そういう背景があるのです。

 

日本のマスコミは、一言も触れようとしません。

 

日韓請求権・経済協力協定によって、元徴用工の人たちは、この「未払い金」に対する請求をすることはできません。

 

そのかわり、当時受けた酷い扱いに対する「損害賠償」を求めているのです。まず、これを理解しておきましょう。

 

 

 §§§

 

 

今、外国人実習生に対する酷い実態が明らかにされています。

 

時給300円、パワハラ、セクハラ(レイプ)、暴行、労災隠しの強制帰国、そして過労による突然死や過労自殺…。

 

「人種差別はダメ!」

 

そういう認識がある現在でさえ、この有り様ですよ。

 

朝鮮人に対する差別が当たり前だった時代、どれだけ酷い労働環境だったのか…。

 

想像がつくのではないでしょうか。

 

 

 

<③につづく>