(ANNnewsCH 5月11日)
5月10日、オバマ大統領が広島を訪問することが決まった。
脳天気マスコミのバカ騒ぎ、しかし、まともな事実は、まったく伝えられておらず、僕はすっかり嫌気がさしてしまっている。
■「核兵器のない世界」の理想と現実
「核兵器のない世界」でノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領。
2009年のプラハ演説では、「核兵器を使用した唯一の核大国として、アメリカ合衆国には行動する道義的責任がある」と発表、アメリカが核兵器廃絶に向けて動き出すのでは…、と世界の期待を集めた。
しかし翌年、アメリカは臨界前核実験を行い、今も新世代核兵器の開発を続けている。世界の核兵器の総量は、90年代から大幅に削減されてきたが、「核兵器の拡散」は進んでいて、有効な対策は見つかっていない。
こうしたオバマ大統領の理想と現実を、僕たちは理解する必要があると思う。アメリカも、そして日本も、核兵器の廃絶に、決して前向きではないのだ。
「オバマ大統領の広島訪問、ヤッタ~!バンザ~イ!!」
低能マスコミの論調にダマされてはいけない。
■ 僕たちの責任
それでも、僕はオバマ大統領の広島訪問を歓迎しようと思う。
それは、もうこんな機会は訪れそうにないからだ。
原爆投下から70年が過ぎ、存命されている被爆者の数は、日を追うごとに少なくなっていく。たとえそれが「セレモニー」や「レガシー」だとしても、アメリカ大統領が被爆地に花をささげ、メッセージを発信する事は、それだけで十分に意味があると思うからだ。
ただし、平和な時代に生まれた僕たちは、その感傷に飲まれてはいけない。核兵器廃絶が進まない現実、その責任の一端は、現在を生きている僕たちにあることを、忘れてはならない。
日本の核武装を目論む安倍晋三を首相にしておいて、いくら核兵器廃絶を叫んだところで、他国からは、ただの矛盾にしか見えないだろう。
さらに安倍晋三とマスコミが、これを機会に「ヒロシマ・ナガサキは過去のモノ」として葬り去って、「未来志向」と称して日本の核武装を進める可能性も、十分にあるのだ。
僕たちには、過去を未来へとつなぐ、現在の責任がある。
低能政治家のウソに、決してダマされてはいけない。
<②につづく>

