「私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。」
こんにちは、ボーンズ88です。
8月8日午後3時、天皇陛下から「お気持ち」が表明されました。
いやぁ~、すごい内容でしたね、正直、ここまで踏み込んだご発言をされるとは思いませんでした。まさに「平成の玉音放送」という感じ、そして、たくさんのことを、僕たち国民に問いかけたように思います。
みなさんは、いかがでしたか?
実は、8日の夜からこの記事を書き始めたのですが、まったくまとまりません。なので、かなりポイント絞って、3回に分けようと思います。
また、この「お気持ち」を理解するために、最低限、憲法第一条、第二条、第四条を再確認しておく必要があります。
〔天皇の地位と主権在民〕
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
〔皇位の世襲〕
第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
〔天皇の権能と権能行使の委任〕
第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
これを読んだだけでも(特に第二条)、「生前退位に憲法改正が必要」というバカマスコミの大ウソがよくわかりますね。
■ 「個人」としての人権宣言
ますは、動画を見てみましょう。
① 「個人」としての天皇
まず最初に「えっ」と思ったのは、天皇陛下が「個人として、これまでに考えてきたことを話したい」と仰ったことです。
これまで、僕たちは「公務」をしている天皇陛下しか知りません。天皇陛下にも「個人がある」ということを、あらためて…、いや、始めて意識させられたように思いました。そして、天皇陛下を務めている「明仁さん」という個人が、僕らに語りかけているという、親近感みたいなものを感じました。
② 人権宣言
この発言で、天皇陛下は生前退位、つまり、「皇室典範(法律)を改正してほしい」と国民に訴えていることは明らかです。
これは憲法第四条「国政に関する権能を有しない」⇒「政治的な発言はできない」と直接かかわる、とてもナーバスな問題です。
そして、陛下はそれを踏まえたうえで、「国民の理解を得られることを、切に願っています。」と締めくくりました。
これは「人権宣言」だと、僕は感じました。
陛下は、ご自分の作り上げてきた「象徴天皇の務め」が、高齢により、存分に果たせなくなることを憂慮しています。また、ご自身の経験から、「大喪の礼」から「即位の礼」に至る期間、ご家族への負担と国民への影響を、最小限にとどめたいとお考えです。
そのために、憲法第四条にかかわるスレスレの発言に踏み込んだのでしょう。ここに至るまで、相当の危機感があったのだろうと、僕たちは感じる必要があります。
③ 政治家の怠慢、国民の無関心
小泉政権の時代、皇室典範の改正が検討されましたが、その内容が粗雑だったこと、さらに、当時、官房長官だった安倍晋三と自民党の極右勢力、さらに日本会議などが猛反対したことから、審議は中断、それから、皇室典範の改正はまったく進んでいません。
これは政治家の怠慢です。
そして、その怠慢を許したのは、国民の無関心だと思います。
残された時間は、そう多くはありません。
そして、再度、強調しておきたいのですが、
生前退位制度の創設に、憲法改正は必要ありません。
新聞やテレビ、そして安倍晋三にダマされないでください。
主権者は僕たち国民です。
憲法第一条に書いてある通り、「天皇の地位は国民の総意に基づく」のですから、陛下のお気持ちを理解して、国民の総意で、生前退位制度を創設することが、これから求められるのです。
<おわり>

