オッサンと手酌酒 | 追憶の骨 (bones)

追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


こんにちは、ボーンズ88です。

クリスマスも終わり、後は年末、そして新年ですね。

最近は「デフレ脱却~!」の掛け声さながらに、
街もなんとなく人で賑わっている…、そんな気がします。

   §

今年も残すところ、あと6日…。

いやでも、この1年を振り返らざるを得ないこの時期に、

どう無理したって、笑えない人が、この世には大勢いる。

忘れることができない現実を、抱え込んでいる人がいる。

で、今日の音楽はこれで。


酒よ / 吉幾三 1988


詫びながら~、手酌酒~、演歌を聴きながら~ ♪


シンプルで秀逸なメロディ、口ずさんでみると、その良さがよくわかる。

そこに飾り気のない吉幾三の唄声、短いフレーズに説得力がある。

男は酒に語りかけるしかないのだ。

2番の歌詞が響くなぁ~。(涙)

   §

「暗い~」 「重い~」 「くよくよすんな~」

何をどう言われようと、人にはネガティブな感情がある。

悲しい、悔しい、恨めしい、辛い、情けない、憎たらしい、寂しい…。

挙げはじめたらキリがない、ネガティブな感情の表現、そういう心。

しかし最近、それを救える唄がない。

   §

ネガティブな感情は、ネガティブなまま、
気持ちのどこかに、そっと置いておくべきだ。

時にこんな唄を聴いたり、誰かに泣き言を言ったりしながら、
向き合っていくべき、大切な自分の感情の一部だからだ。

これを忘れてしまったら、他人の苦しみを知るすべがない。

決して切り捨ててはいけない…、僕はそう思う。

異論はあるかもしれない。

   §

忘れることのできない現実は、やがて、

忘れることのできない過去になる。

それは「思い出」でもあり、「傷」でもある。


… オッサンになるのも悪くはないか…。

そんな事を思う、この年の瀬、

当然、手酌酒で。


<おわり>