<⑦のつづき>
前回のYESの動画を作ってから3~4日が経ちます。
A-755の動作はその後も不安定ですが、
だんだんと、付き合い方が分かってきました。
このアンプって不思議な鳴り方がします。
ひとつひとつの音はとてもクリアで解像度が高いです。
しっかりした音像がありますが、太くも厚くもない。
それと、とても近いところで鳴ってきます。
でも、狭くない、ある程度鮮明な広がり感があります。
あと、高級な製品にありがちな変な密度感がない。
音の無い部分がスカっとしてて軽く感じます。
今のオーディオにはない音質なんです。
僕はこの感じがとても好きです。
§
僕は何にこだわっていたんだろう…と、ふと考えます。
今回のA-755、そして以前持っていたSONY TA-1070 …
機械、製品、理想の音、そして技術。
ビジネス、便利さ、廃棄、そして忘却。
機械を通して伝わる思いがあります。
わかる奴にしかわからない…、そういうもの。
これはノスタルジーではありません。
現実として、失ってしまったもの。
§
このタイトル、本当は1回で終わるはずでした。
アンプを買ったら、次はもう動画アップ、という予定が…。
最後にA-755が復活しちゃうところなんて
自分でも冗談かと思いましたよ。(笑)
そして、今回の話はここで一段落。
僕にはこの程度の機械で、もう充分なんです。
重要なのは感受性
そして音楽です。
これからは自作レコード音源を
たくさんアップロードしていきます。
§
最後に気になるお値段ですが…
KP-700 3100円 (1981年の定価 64000円)
A-755 4300円 (1975年の定価 69800円)
U880 2800円 (1983年の定価 59800円)
送料はどれも1500円前後。
大人の遊びにしては、十分安いですね。
特にKP-700とA-755はインテリア性も高いです。
ハンドメイドっぽいカフェとかによく似合います。
音質も、今30万円位で売っている
オーディオにまっやく引けを取りません。
ま、作動すれば…、の話ですが…。(笑)
<おわり>