ようやっと見ましたよ。

 

確かによくできた作品でしたね。

 

面白かったかといわれると、小生の好みからはちょっとはずれてたかな。

 

ストーリーとテンポがいまいち。

 

物語の伏線がやや強引なため伏線が回収された時の感動がどうしても薄くなってしまうのが残念だなぁ、と感じられたところがちらほら。

 

本来小さな伏線を重ねて大きな伏線に、(回収された時の)納得性を持たせるべきところがちょっとおざなりな感じがあって、これって視聴者を甘く見た作り手側の独善さが見え隠れしちゃうんですねぇ・・・。

 

本来は十分泣かせることができる大仕掛けがそれでイマイチになってしまっているんですよ。

 

伏線の回収で号泣させる。これが物語や脚本づくりとしての本質的な醍醐味だと小生は考えているからです。

 

 

あと、これはまぁ結果論といえなくものないんですが、テンポに関してももう少しアップテンポでもいい気がしました。

 

ただ抒情的にゆったりと流れる日常部分はこの作品最大のできものともいえる、画のきれいさを際立たせるシーンでありますので、中々製作者としては難しいところだとは思いますけどね。

 

要はアニメに限らずどんな映画などの作品でも起こりがちな、いい画をいっぱい撮っちゃって、これは編集カットできないよぉ・・みたいな葛藤がちょっと想像できちゃいました(;^_^A

 

 

その分画は確かに素晴らしいです。

 

背景の美しさに話題が行きがちでしたが、一般のひとはともかくアニメファンには、アニメーション(特に人の動き)をよく見てほしいです。

 

素晴らしいの一言です。

 

ここまで、自然に感情表現として人を「動かせる」原画は、(特に最近)では見たことないです。

 

これまでジブリ的な表現(というか宮崎駿)がよく最高峰にあげられますが、彼を単に模倣するだけでなく、ここまでアニメーションとして昇華された作品は中々近年お目にかかったことはなかったですね。

 

この分野では感情表現としてのアニメーションの経験値というか、その動かし方のバリエーションの多さと精度で、日本のアニメーションは、世界的にダントツトップを走っていると誇ってよいと思いますが、その中でも集大成といってもよい作品だと思います。

 

それが素晴らしい背景とハイスペックなセンスで融合していて、だれもが感動できる「画」に仕上がっています。

 

 

それだけにストーリーが80点台どまりだったのは、個人的には残念でしたね。

 

まぁ逆にいうと、それだけ総合的にみても近年まれにみる高得点だったともいえるんですが・・・。

 

あくまでも長年アニメをみつづけてきたおっさんの斜め方向からの独り言なので、みなさんは、細かいことにこだわらず、楽しんで作品を見てくださいねWW