私の会社で毎年メンタルヘルスチェックが行われるのですが、

今年も昨日から始まりました。

 

精神の健康状態について、アンケートの各設問に5段階くらいで回答し、

自由記述の設問もあります。

 

場合によっては、産業医との面談が必要になることもあり、そちらは無料で受けられます。

 

日本は深刻な労働力不足に陥っており、労働時間の長い国なので、

やはり無理をして精神を病んでしまう人が多いのかもしれません。

 

また、規則正しい生活ができないと、精神だけでなく肉体的な健康も損なわれてしまいます。

 

近年、睡眠の重要性については特に様々な研究が進んでおり、

睡眠を削るとがんや糖尿病、高血圧などの生活習慣病、

うつ病などの精神疾患になる確率が飛躍的に上がってしまうと解明されています。

 

また、喫煙がいかに体に悪いかも解明されています。

 

ほとんどの人が睡眠時間を削って平気な顔をしており、

会社の喫煙所を覗くと毎日平然とタバコを吸っている人が何人もいますが、

私はそれが不思議でなりません。

 

おそらくその方々は睡眠不足や喫煙の恐ろしさを知らないのでしょう。

 

仕事が多いときに睡眠時間を削らざるを得ないことはあるにしても、

誰もタバコを吸えとは言っていないのに、なぜ自分から吸うのかが特に不思議です。

 

会社で禁煙運動が行われており、喫煙所が何箇所も閉鎖されていますが、

それだけだと会社内では吸わなくなっても、社外に出たらまた吸ってしまい、

あまり意味がないと思います。

 

それだけでなく、「タバコを完全にやめて興味がなくなるまで禁煙の指導をする」というくらい、徹底して禁煙に取り組まなければならないのではないでしょうか。

 

タバコをこのまま吸い続けたら確実に病気になり、

病院のベッドで「やはりタバコなんて吸わなきゃよかった」と後悔するのがオチです。

 

そうなる前に、一人でも多くの人が禁煙し、病気になる人が減り、

精神的・肉体的な健康を保ってバリバリ働ける人が増えれば、

会社の労働力不足が解消できるはずです。

 

「働き方改革」では勤務や処遇の制度ばかりが注目されがちですが、

病気になる人を減らして労働力の喪失を防ぐことが根本的な解決になり、

そのためにまずできることが禁煙ではないでしょうか。