人は この世に生まれた時 手の中に自分の人生を握り締めている
との事 手が初めて開いた
時に自分の人生がこの世に放たれ人間は自分の決められた運命の人生を1つ1つ探し、そして掴み終わった時に一生を終えると……。
もしそうだと決まっていたとしても……早すぎる弟の死は…家族にとって あまりにも悲しい出来事……。
あまりにも衝撃的で……。
弟が天国に召されてから
葬式が終わり
埋葬され
現実と直面した私達家族は失意のどん底だった……。
父は仕事が手につかず
抜け殻のようで……。
母は約2年間の看病疲れが徐々に出て 寝込みがちとなり……。
私は……。
私も実際は
ボロボロだった……。
彼女との別れ……。
弟との別れ……。
しかし このまま私まで失意のどん底のままでは 家族が駄目になってしまうと思い……。
急遽 会社を辞めて 父の会社の元 働く事にした。
実際は辞表を出した3ヶ月後だったが
私が父と働く事が決まってからは 両親は徐々に元気を取り戻し
新たな光を見つけたように私を迎え入れてくれた。
私が失意のどん底でも 立ち直れたのは 悪友【親友】の存在があったからだ。
何も言葉にせずとも
必要な時に側に居てくれて時には共に涙し……

私を励まし続けてくれた。
そして新たな仲間。
弟の同級生が 葬式を期に私を『ティム兄(にい)』と慕ってくれて 一緒にキャンプに行ったり 飲みに行ったりと私が弟としたかった事を全て叶えてくれた。
現在 家庭を持っても数人は今だ家族で我が家に遊びに来てくれる。
弟が私の為に家族の為に寂しくならないよう導いてくれているのだと思う。
そして もう一人新たな出会いが 現在の妻だ。
Bさんとの別れ……。
私が引き止めれば 彼女は待ってくれたのかもしれない……。
私がまだ若かったのかもしれない。
どーしても苦しんでいる弟を看病していると 自分だけが幸せを望む事が出来なかった……。
弟が他界後は 弟の同級生が結婚し始める迄は 自分は交際も結婚もしないと決めていた。
本当にそう思っていた。
弟の49日100日の法要が終わって私の友達、弟の友達と食事をしていた時に 突然 弟の同級生の女性が気になった……。彼女は病院にも御見舞いに何度か来たし 面識はあったが気にもならなかったし意識もしていなかったのに 何故かその時はとても気になったのだ……。
しばらく日々が過ぎても どーしても気になって 思い切って電話をして デートに誘ったのだ。
断われると思ったが 快く受けてくれた。
初デートから約5年後……
彼女と結婚しました。
妻との出会いも もしかすると弟の導きだったのかもしれないと思った。
不思議な事がある
弟の命日が7月17日
妻の誕生日が5月17日
妻の父の誕生日が1月17日
17という日が偶然一致しているのだ……。
自分の命日を忘れてほしくないという弟のメッセージなのかと 思ってしまう。
他人がどう思うと私は弟が運命の糸を導いてくれたのだと信じている。
今年で妻と共に歩んで12年を過ぎた。
続く……。