人生の折り返し⑬ | ティムの日はまた昇る~(Another sky)

ティムの日はまた昇る~(Another sky)

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⑫の続き。


男女が出会うタイミング。

好きになるタイミング。


交際するタイミング。


愛し合うタイミング。


結婚するタイミング。


全てにおいて必ずタイミングが訪れると思う……。


私の場合はそうだったと思う。


あの時
あーしてれば……。
こーしてれば……。
こんな事には
ならなかったのに……。


皆さんも一度は
経験していると思う。


⑫話で書いたように 私とBさんは 相思相愛 周りからの理解も得て 互いの夢を共に歩み始めていたのだが……。別な夢を 別な道を歩く事となった……。


喧嘩をしたわけでもなく……。お互い嫌いになったわけでもなく……。


互いのタイミングが揃わなかっただけ……。


最後の最後に私がタイミングをずらしただけ……。


辛い別れだった……。


若かったあの時の……。
私に出来る 精一杯の決断だったと思う。


今の私だったら………。


いや やはり あの時の別れを決断したタイミングは運命だったんだと思う。


彼女と交際して3年を過ぎた頃だったと思う。


この頃私は 彼女との結婚を決意し 婚約指輪を内緒で購入し 彼女へのプロポーズをして少しずつ結婚へのステップを歩み始めていた……。


この年の初秋の頃
私にとって、家族にとって一生忘れられない出来事が起きた………。





私の弟が18歳の時だった。家族に『なんか最近、痔になったかもしれない排便の時に出血するんだよ。』
私も軽い痔あせる持ちだったので『おまえも大人の仲間入りだわ!』と軽い気持ちで事【大】が終わった後は清潔にして薬塗れば治る!と家族で談笑して しばらく過ぎたある日……。





下着が汚れる程 出血したとあせる弟が……。
私の場合は違う症状なので 確信がもてないので 一度 病院で診てもらったほうが早く治るから明日にでも行ってこい走る人と言い 次の日弟は病院へ母と行った。


帰宅後 いつものように振る舞っていた母が 弟が自室へ上がったのを確認すると 父と私に 冷静に小声で短刀に『弟は痔ではなく、大腸に腫瘍があり その部分からの出血らしい』今日は 組織を執って検査に出したので 明日詳しい連絡が入るとの事……。





18歳で大腸に腫瘍!?
不安はあったが 見た目特に変わりなかったので大丈夫だろうと 何事も無かったかのように その日は過ごし 次の日の連絡を待った……。


翌日 弟は学校へ行き 私も会社へ出勤した。


午前中だったと思う。
私のポケベル【当時の主流】が鳴った!自宅からだった。スグに電話をした。





落ち着いて受話器越しの母の声に耳を集中し内容を聞いた……。


母は動揺を抑え それでも震えた声で……。





末期の大腸ガン……。





現時点で余命3ヶ月……。




受話器越しに

『何で!?18歳で何で!?……。』

詳しい事は帰宅してから……。

受話器を切った……。


現実を受け入れる事が出来ず……しばらく頭が真っ白で動けなかった……。


直ぐにでも帰りたかったが走る人 弟が不思議がるので いつも通り いつもの態度で いつもの顔で いつもの時間に帰宅した。





詳しい内容は まずは手術をして どこまで腫瘍が転移してるか……。摘出出来るか……。その結果しだいで今後の病状が決まる……との事……。





中略

【弟の事についてはブログを書き始めた時に いつか書くつもりでいました。別な機会に弟の為にも私の思い出としてもう一度書きたいと思っています。】



私は弟と共に病気と闘う覚悟を決め

彼女に結婚はしばらく出来ない……。

待たなくてもいい……。

と伝えたが 結果的には彼女は別れを選んだ……。

【当時の彼女の選択は間違っていなかったと思う。 精神的に崩れ落ちていく私を精一杯支えてくれた。ただ目の前に互いの幸せが間近に迫ってたはずなのに……私がどんどん離れていくのが彼女には辛かったんだと思う。】



当時 私達は今井美樹が好きで車の中では必ず彼女の曲が流れていた。


【野性の風】
歌 今井美樹


ちょうど破り取られた
チケットの文字のように

思い出はもう何も 約束はしないけど

逢うたび変わってた 記憶のスケッチ消さない

最後までそばにいて
守れないの

めぐり来る悲しみが
わかってても

ほほえんで さよならが
言えないから

いつの日か 一人きり
行くのなら

野性の風 吹く日に
今のすべてを捨てて
今のすべてを捨てて


放り投げた林檎を
追いかける白い靴

くせのない走りかた
それさえも忘れない

「ゴメン…」と言ったのね背中でフルート聴くように
坂道に あなただけ
小さくなる

泣かないで 夕暮れに
手をあげて

野性の風みたいに
強い心が欲しい
強い心が欲しい

最後まで見つめたいの
めぐり来る悲しみが
わかってても

I stand in the wind
The wind in your heart
That blows forever more
泣かないで 夕暮れに
手をあげて 最後まで……

……………end……………
この歌を聴く度に あの当時の彼女の気持ちを感じてしまいます。





弟が手術して約2年……。




二十歳の夏 7月17日





弟は天国に召されました。




母の4月の誕生日

自分の6月の誕生日

父の7月の誕生日

私の7月の誕生日

家族全員の誕生日を祝ったのを確認したかのように

最後は私の腕の中で
静かに静かに 天国に召されました。





続く。