■先人の言葉:

 
 苦しい時でも

  針の穴を通すほどの抜け道はある
 
■先人:
  切石 哲(マツヤデンキ社長兼CEO)の母


■引用:
  日経ビジネス 05.09.12 P150より


■心響:
  「活きる知恵UPサプリ」 だと、先人の言葉が心響しました。

 【気付き】
  どんな苦境でも光は射すとあらためて感じました。


 【教訓】
  切石氏は、住友商事取締役という地位を捨て、
  倒産した家電量販店に飛び込んだ方である。

  そんな切石氏の信条にしているのが
  先人の言葉、母の言葉である。


  私はこの言葉に触れて、思い出したことがあった。
  それはお客様先で新規事業立上げプロジェクトに関わった
  ことである。

  そのプロジェクトは、
  ある若手社員Aが発案した新規事業計画書を審査会において
  新規事業開発部の担当役員(専務、常務)にプレゼンし、
  承認を得て、次年度より予算と体制を整えて始動するはずだった。

  しかし組織変更にともない、担当役員が担当を離れたことで
  そのプロジェクトは苦境に立たされることになった。

  それは、
    「予算と体制はつけずに、ボランティアでプロジェクトを進めろ」
  という厳しい新任の役員の方針であった。
  これは暗にこのプロジェクトをペンディングするという意志を
  示しているのは誰の目にも明らかであった。

  結局このプロジェクトは、立ち上がることはなかったが、
  提案した若者は、
  何か結果を残そうと現行の業務を抱えながらボランティアで
  半年間その状況で踏ん張って、
  なんとか新規プロジェクトのコアとなる特許出願を果した。

  私は新任の役員になったタイミングで
  このプロジェクトからはずれていたのでこの事実を聞かされた時、
  驚きと喜びで思わずその若手社員Aにコンタクトをとった。

  すると彼はこう答えた。

    「私も当初諦めようと思いました。
     ただ悔しくて悔しくて、涙が止まらなかった。
     自分にはこれ以上どうすることもできない
     と思っていました。
     しかしそんな苦境に立たされていたとき、
     光が射したんです。
     オブザーバーとして参加されていた
     特許推進担当役員から連絡があり、
       『
        君のアイデアは素晴らしかった。
        私もこんな状況になって本当に残念だと思っている。
        そこでだが、もし君に挑戦する意欲がまだあるのなら、
        一緒に結果を残さないか。
        おそらく事業を立ち上げることは厳しいかもしれないが、
        私がこのビジネスモデルの特許に関して
        バックアップするから
        特許出願をして、結果を残さないか。
        君が会社に対して貢献しようとした結果を一緒に
        残そう。
                                          』
      と言われたんです。
      私はうれしくてうれしくて、
      本当に発案してよかったと思いました。
      その後、周りの仲間や同期の協力もあり、
      どうにか特許出願までこぎつけたんです。」

    これは今だに私の心に残る思い出であり、
    自分が挑戦して勝ち取った現状であれば、
    どんな苦境に立たされようとも、必ず光は射すのだということを
    私に教えてくれた経験であった。

  
 【宣言】
  勝ち取った現状なら、どんなことがあっても諦めるな!
  きっとその現状を打破させられる光は射すはずだから。