精神科から内科の訪問診療へ引導を渡され、


実際に

私を患者として引き受けられるかどうか判断するために

訪問診療医が家にやってきました。



固い表情で病歴や症状のヒアリングを行う医師。



神経内科じゃなくて内科の先生やし、

しかもこんな賛否両論あるような病気やし、

A大の診断(異常なし)に楯突くような事になるから

引き受けても

病院側にも何もメリットないやろうし、

受けてもらえない率90%くらいかな…

もしそうなら、他の病院はどうやって探すかな…



幸か不幸か

この病気になってからは

常に、

“この病院/医師からも見限られるかも知れない”

というリスクを念頭に

次の動きを考えるクセがつくようになってしまいました。




お引き受けします。

初めて受ける病例なので

僕も一生懸命勉強していきます。

よろしくお願いします



ヒアリングが一通り済んで、

医師が発したのはまさかの

YES”。


「ありがとうございます!」

恭しく頭を下げながら、



ヒャッホーーーーー立ち上がるスター



心の中では喜びの舞を舞ってました飛び出すハート(リスクとか言ってた10秒後




そこからは

トントン拍子で訪問診療、訪問看護の体制が整えられていきました。



•月2回の往診


•週3回の訪問看護、PTリハビリ


•上記以外で緊急時(発作時など)は24時間365日オンコール


•バルーン管理、点滴や発作止めなどの静脈注射も可




こんな至れり尽くせり

あり得るの?夢かな?夢よね?

って思いましたが、

本当でしたチューリップ

(※訪問診療や訪看の対応可能範囲は

クリニックや看護ステーションによって違います)




後から知った話ですが、

この診療クリニックは

すごく人気で

時には受け入れ待ちの患者さんがいる事もあるそう。


それでも、

私と面談した医師が

何とかしやてやりたい

とスタッフの方に

お話してくれて受け入れてもらう事になったそうです泣くうさぎ




もしも私がおぼっちゃまくん(古い)だったら、

先生んとこに500億ドルくらいキャッシュで寄付すんのにな〜お願い



なんて

アホな妄想を繰り広げる間にも


発作は頻発し、

身体機能も認知機能も

坂道を転げ落ちる様に

弱って行く日々。


体重は筋力と共に落ち込み、

子どもの小学校の宿題(低学年)も分からなくなったりしていました。



訪問診療で発作止め注射や点滴は出来ても、

次の発作”“症状の進行”を防止するには

免疫の暴走を止めるしかない。



だけどもう、

内服の免疫抑制剤だけでは

コントロールが難しい状態になっていたのです。



次の手は、

自ずと決まってきます。



ここまで来ると、

H病院で血漿交換かな



主治医(訪問診療とは別の、H病院から紹介された脳神経内科医)からの一言に頷きながら、

生唾をごくりと飲み込みました。