よし。帰ろう
そう思ったとき、周りがざわついているように、感じた。
振り返ると松本が走ってくるのが見えた。
やばっ
事務所に怒られるし、何より松本に怒られる。逃げよう!
そう思った瞬間、
誰かに手をひかれ、走った。
よく見ると、マネージャーだった。
しばらく走って、どうやら、まいたらしい。
「困りますよ。高橋さん。」
「すみません。」
「松本はアイドルです。そこら辺のアイドルではありません
今は、国民的アイドルなんです。
今日、うちのリーダーがあなたのところでコーヒーを買いました。
偶然だと思います。
でも、松本はなぜか気づいたんです。どうしてでしょう。
今後の対策も考えないといけませんが。」
黙って聞いていた。
わかているよ。
スーパーなアイドルだって。
知っているよ。
犬の姫だってわかっているっちゅうの!
これから、逃げる生活なの?私。
ちゃんと話したほうがいいのでは?
話すって何を?
わかんないけど、松本は用事があるみたいだし。
なにかが、はじけた。
ムカついてきたんだろう。
「マネージャーさん。私を怪我させたのはあなたですよ。
事務所の言いなりもわかりますが、
私は、悪いことをしていない。
松本は有名人で、守ることも必要なのもわかる。
だからって、
私はこれからずっと逃げないといけないの?
そんなのイヤ。
逃げない。偶然に会えば、会うし、会いたくなければ仕事も変わります。
ほっておいて。」
言いたいことを言って帰った。
仕事場は、松潤とニノがきたと盛り上がっていた。
なんとなくやばいと思った。
今、あうと戻れないと思った。
店長に、支店を変わりたいといい、すんなり通った。
さすが、チェーン店。
これで、
しばらく会わないだろうと思った。