収録が終わり、メンバーに礼をいった。
「珍しいね。大丈夫?」
相変わらずリーダーは優しい。
リーダーみたいに素直になれる性格だとどんなによかったかと思う。
「ちゃんと、さがしてるの?」
ニノが聞いてくる。
まだ、あえないことをメンバーに伝え、帰った。
暗い、あの部屋へ
広いリビングに腰を掛け、一息ついたころに
電話がなった。
着信番号をみて驚いた。
ずっと、気にしていた番号。
ずっと、かけていた番号
ずっと、待っていた番号からだった。
「もしもし?」
「なにないてんだよ。松本!」
相変わらずな瑠奈
「うるさい。お前こそ何勝手に、いなくなるんだよ。」
声のトーンが落ちていくのが分かった。
「・・・ごめん。」
たまっていた感情が一気に込み上げる
「お前は、いいよな。俺の顔はいくらでも見れるだろうけど、
俺は、お前はみれない。」
「みてどうするんだよ」
瑠奈の声が若干もどった
「ずっと眺めておく」
素直になってみた。
「はぁ?なにそれ。」
「眺めて、焼き付けて、忘れないようにする」
「ぷっ。最後なの?」
「最後にはしない。」
「・・・・・」
電話口で車の音等きこえる。
「瑠奈。
お前どこにいる。何している。」
「・・・・」
なにも言わない。
「俺はお前に会いたい。お前の気持ちは今はいい。
会いたいんだ。」
素直な気持ちを伝えた。
沈黙が続く
インターホンがなった。
こんな時に!って思ったが、エントランスに映っている顔を見ると開けずにはいられなかった。