2024年 4月29日(月曜日)

 

久しぶりに東野圭吾さんのミステリー小説を一気読みした。先が気になりすぎて、他のことをそっちのけで週末2日で読了した。

 

ストーリー展開が秀逸で、真実がわかるまで、私も登場人物の一人であるように、いてもたってもいられなかった。登場人物の心理描写も見事だ。登場人物の気持ちに共感できる部分も多く、(小説だけど)真実の裏にある様々な人たちの気持ちを想像して、切なくもなった。

 

殺人事件の真相が解かれていくストーリーだから明るい筋書きではないけれど、しみじみと安堵感に満ちた気持ちでいっぱいだ。500ページ以上もある長編だったからか、若干、よい疲労感もある。しばらくは、読後の余韻が続きそうである。