2024年 1月13日(土曜日)


毎日疲れきっていて、書きたいことが追いつかない中、忘備録として残しておきたい、Mさんが詐欺に遭った件。


土曜日の夕方、いつものように、Mさんが1人車で近くのスーパーに買い物に行き、帰り道、自宅まであと5分もかからないというバス通りでの出来事。


対向車が通った時、石が車に当たったような音がしたけど、そんなに気にも止めずにそのままゆっくり走行していたら、後ろから追いかけてくる車があり、頑強そうな男性が降りてきて、車を止められたらしい。


先ほど通り過ぎた時にサイドミラーがぶつかり、サイドミラーに傷がついたため、修理代を払えとのこと。警察に電話をしてもいいが、自分たちはこれからマンチェスターに行くので、早く何とかしてくれと言ってきたらしい。Mさんはぶつかったような気は全くなかったけど、何かが当たった音がしたことを思い出し、またうちの車のサイドミラーも内側に閉じられていたので、自分がぶつかってしまったのかなとも思ったらしい。


言いがかりなのか事実なのか、Mさんもわからず、在宅だった私に電話があった。でも私もその場にいたわけではないので、正直わからない。イギリス人の友達に相談してみてはと提案し、Mさんは車中から3人に電話してみたらしいけど、運悪く、誰にも繋がらなかったらしい。


助手席には頑強そうな男性が乗っていて、殴られたらひとたまりもないだろうと怖くなったらしい。警察に電話をすべきか、要求された現金を払ってこの場からできるだけ早く離れるか、究極の選択だったと思うけど、Mさんは自分がぶつかってしまったかもしれないし、、、と払うことにした。現金の持ち合わせがないと言ったら、近くのATMまで行くことを強いられたらしい。


車会社のホームページにあるサイドミラーを見せられ、修理代に求められたのは、400ポンド。今レートで日本円にすると7万円くらい。。。


帰宅してから、近隣警察のホームページをみると、全く同じ手口による詐欺が最近横行していることを喚起する注意書きがあり、詐欺に遭ったことを確信した。私はもう終わったことだし、どれだけ悔いたところでお金が返ってくるわけじゃないから、それだけで済んでよかったと思うしかないと言った。


数日後のコミュニティのローカルな話題シェアするグループで、Mさんと全く同じ詐欺に遭った人の知り合いという人が投稿していた。そしてその数日後に、その犯人が地域の連携で警察に捕まったというニュースが書かれていた。差押えられた車の写真を見て、Mさんがそう!この車!と。Mさんが詐欺に遭ってからちょうど一週間後のことだった。


その場にいなかった私にはそこまでショックは大きくないのだけど、人生で初めて詐欺に遭ったMさんは、しばらく引きずっていた。私が1人でこんな状況に遭遇していたら、冷静に対応できる自信はない。。。でもこのような場合には、警察に連絡するようにしようと思った。新しい経験を積む日々が続いている(苦笑)。