平成24年7月5日(木)がん診療連携拠点病院内「がんサロン」
にて『がんと美容』講話実演会をさせていただきました。「抗がん
剤治療中の美容ケア」を伝えられたことで、これからのがん治療と
向き合っていただきたいと思います。
やはり、抗がん剤治療中に使われるウィッグは”医療用ウィッグ”が良いとされています。なぜ、医療用ウィッグを使うべきかは、内側のつくりの違いにあります。
抗がん剤治療中は、脱毛した頭皮にかぶりますので頭皮の状態を考えて作られているウィッグを選んでください。
また、脱毛期間と発毛期間とでウィッグを使用すると、サイズの変化に柔軟に対応しているウィッグを選ぶことも大事です。
しかし、脱ウィッグをするまでに自毛が多くなってウィッグがきつくなってしまう場合があります。
そのような時は、ファッションウィッグを利用してください。医療用ウィッグに比べ価格も抑えられ、サイズもフリーサイズが多く存在します。
これから暑い時期になりますが、ウィッグを上手に活用してください。
外出時に汗をかいた時は、化粧室などでこまめにふきましょう。
爪切りで爪を切ることは二枚爪になる原因とされています。爪は3つの層でできているのですが、爪切りで爪を切ると層が分かれてしまいます。
爪切りの衝撃は爪に約30kgもの負荷がかかるといわれています。爪を生み出す爪母にもダメージを与えてしまいます。
爪の上手な削り方は、爪の内側に向かって斜め45度の角度で爪やすりを当て、一方方向に動かして爪の長さをまっすぐにそろえます。利き手側の爪を削るときは、爪やすりの方を固定して爪を動かすと楽に削れます。
続いて爪の左右のとがった部分に爪やすりを斜めに当てて削ります。
このようにして爪の角を丸くした形は、いちばん負荷のかかりやすい爪の中央をとがらせていないので、割れにくくて丈夫な形といえます。
どうしても爪切りを使いたいという人は、小ぶりでよく切れる爪切りを選び、お風呂上りなど爪が柔らかくなったときにだけ爪の手入れを行うようにしましょう。
抗がん剤は、分裂が盛んな細胞を攻撃する性格をもっています。
がん細胞は分裂が早く、抗がん剤はその成長を死滅させ、成長を抑制するため投与します。ですが、同じように細胞分裂が早い正常細胞まで攻撃してしまいます。
『その正常細胞の一つが髪を作る毛母細胞です。』
この毛母細胞が抗がん剤の攻撃を受けることから脱毛現象がおこってしまいます。毛母細胞が抗がん剤から攻撃を受けると、頭髪だけでなく、まつげ、眉、陰毛など全身におこることもあります。ただ、抗がん剤治療を受ける全ての患者様に、この脱毛という症状がおこるわけではありません。抗がん剤の種類によって脱毛しやすいものと、しにくいものがあります。通常、抗がん剤は単剤で処方されることもありますが、複数を併用して処方される場合が多いのです。脱毛の症状は、抗がん剤の種類、投与の方法、量などで個人差があるので、抗がん剤治療を行われる方は、かかりつけ医師に副作用について、詳しく確認をしておくと良いでしょう。
抗がん剤治療中は肌が非常にデリケートになっており、傷つきやすい状態になっています。普段の何気ないシャンプーなども、抗がん剤治療中は気をつけて行わなければなりません。
抗がん剤治療中の注意点
抗がん剤治療が始まってからあわてないためには、治療前から副作用の対策を考え、心の準備をしておくことが大切です。
抗がん剤治療による副作用の脱毛対策についてご紹介いたします。
髪の細胞は頭皮に約10万個あり、一つ一つが個別に発毛から脱毛までの周期があります。ですので、通常はすべての髪が生えて一気に抜けるということはありません。
約10 万個の髪の細胞のうち、およそ90%が2~6 年かけて成長しています。あとの10%が抜けるまえの準備をし、一日に約00 本前後の髪の毛がが自然に脱毛しています。
抗がん剤はこの成長をしている90%の髪の細胞にも影響を与えるので、急激な脱毛が起こってしまいます。
ただし、抗がん剤の影響は一時的なものですので、治療が終了し6 ヶ月ほどすれば再び髪の毛は生えそろいます。
脱毛には外見上の問題が大きいのはもちろんですが、髪の毛は頭皮を保護するという目的があります。
脱毛が始まるのは、治療開始後すぐではなく、15日・もしくは2、3 週間ぐらいで起こり始めることが多いようです。
治療に使われる薬が「脱毛の可能性が高い」と説明をうけたら、治療の前に医療用ウィッグや帽子、バンダナ、スカーフ、ナイトキャップなどの準備をしておくことをお勧めします。
抜け始める時期は白血球が下がってくる時期が同じなので、医療用ウィッグや帽子などを購入するための外出が一時難しくなることがあるためです。
体調が良い時に、いくつかの医療用ウィッグを試着をされることをお願いします。
先週5月18日(金)は、臨時休業の為ご迷惑をおかけいたしました。
さて、ウィッグ(かつら)のお話になりますが、医療用とファッション用があるのはご存知でしょうか?
WIGLAB(ウィッグラボ)のブログやホームページでは、違いなどを掲載しています。
抗がん剤治療中の脱毛症状などに適したウィッグが
『医療用ウィッグ』
おしゃれ用として使われているのが
『ファッション用ウィッグ』
となります。
明確な基準はありません。使用目的に合ったつくりが違うのです。
ウィッグを検討されている方は、内側のつくりをよく見比べてください。
フレーズで選んではダメです。
明確な『医療用ウィッグ』と『ファッションウィッグ』の違いがないので、このフレーズで選ぶのではなく、しっかりとご自身の希望に沿ったウィッグをお選びください。
かぶりやすさ・インナーの素材・価格をよく見比べましょう。
WIGLAB(ウィッグラボ)では、医療用・ファッション用を扱っていますが、どちらのウィッグを使用しても問題はないのです。
求める使用感や求めるスタイルから選ぶことで、快適に過ごせます。
ご試着ができない時期(入院中など)ウィッグを選ぶ際は、インターネットを上手に使い探しましょう。
体調が良ければ、いくつかのメーカーさんに行って、購入せずにいろいろと試着するのもいいでしょう。
ウィッグを使用される期間を上手に過ごすためにも、必要な情報を得て医療用ウィッグ・ファッションウィッグを探しましょう。



