2012年の最終戦、30日にグディソンパークで行われたエバートン対チェルシーの一戦は、
ランパードの2ゴールにより、1-2でチェルシーが逆転勝ちし、チャンピオンズリーグ優勝を果たした本年を勝利で締めくくることに成功しました!
この日のスタメンはチェフ、アシュリー、イヴァノビッチ、ケーヒル、アスピリクエタ、
ダヴィドルイス、ランパード、マタ、アザール、ラミレス、トーレス。
ランパード、アザール、ラミレスが先発復帰ですね。
現在絶好調でホームのグディソンパークでめっぽう強い難敵エバートンを相手に、
勝つことができれば、今のチェルシーが本当に上向きであることが証明される試合。
が、試合開始早々にチェルシーは失点を喫してしまいます。
今シーズン何度もの見てきた自陣左サイドの裏をあっさり突かれてしまい・・・
クロスを上げられてしまうとファーサイドのアニチェべがヘディングシュート・・・。
これにチェフは一歩も動けないが、幸いにもポストを直撃で。
しかしこのこぼれ球がゴール正面のピーナールのもとに転がってしまい、
これを冷静に流し込まれてしまい、開始1分でトフィーズにリードを許してしまいます。
このゴールは開始直後ということもあってか、多数の選手が集中を切らしていたかもしれないですね・・・。
あまりにシンプルにあっさりと決められてしまい、ホームチームに勢いを与えてしまいました。
んんんん・・・ちょっと良いない失点ですね。
ここからエバートンが主導権を完全に握りながらの展開となります。
もちろんエバートンサポーターの盛り上がりも素晴らしく
スタジアム全体の空気がエバートンよりのの試合が進み、
特にセカンドボールを拾うことができず守勢のみの時間が続きます。
そして何よりチェルシーを苦しめたのはこの日のピッチコンディション。
細かなパス交換に少しのずれをきたし、ドリブルでは加速妨げてしまいます。
が、ここから精度は高くなくとも、チェルシーはミドルシュート等で少しずつリズムを引きもどし始めます。
42分、ついにチェルシーがエバートンディフェンスを崩します!
右サイドへ流れたトーレスがラミレスへパスをつなぐと、
これを素早く反転し中央へクロスを供給。
ゴール前フリーのランパードがこれを狙い澄ましたヘディングシュートを綺麗に決めて同点ゴール!
現在のチェルシーでもっともサポーターからの支えを受けているランプスのゴールは
チェルシーに完璧な勢いを取り戻してくれます!
前半はこのまま終了。
後半開始、チェルシーに緊急事態。
チェフが足首を負傷したようで、ターンブルがスクランブルで出場。
チェフの状況は非常に気になりますが、
ターンブルもなかなかチャンスがもらえないままここまできている選手です。
このチャンスをしっかりモノにしてもらいたいですね!
後半も基本的にはエバートンが押し込みチェルシーが耐える展開。
その中で、何度かトーレスにチャンスが来ますが・・・。
この日はトーレスに迷いがあるようで、最後の最後で思い切りを感じられないプレーに終始してしまいます。
逆に素晴らしい動きを見せていたのはラミレスかと思います。
スピードのあるドリブルと裏に抜ける動きで、エバートンDFを苦しめ、
決定機の演出にて貢献していました。
そしてこの日もマタはチームをけん引していました。完全に核となってますねマタは。
更にターンブル。
飛び出しには試合勘の問題からも難があったかもしれませんが、
前からのボールに対しての反応は素晴らしく、
何度かのビックセーブ大きく貢献します!
そして後半の27分についに逆転に成功します。
マタがペナルティエリア付近中央から左へ浮球を送り
左サイド深い位置でアザールがヘディングで落とす。
これはランパードへ繋がらず相手DFに一度はクリアーされますが、
こぼれ球をマタがシュート!しかしキーパーに一度はじかれてしまいます。
しかしこれに詰めたのがランパード!
素早く反応して右足で押し込みついに逆転します!
グディソンパークで長く勝ちから見放されているチェルシーに
現実的な勝ち点3が見えてきました。
ここから残りの約20分間はエバートンの猛攻を受けますが、
なんとかこのままチェルシー逃げ切り
タイムアップ!
これでプレミア4連勝となり、試合数が1試合少ない状態で2位シティと勝ち点4差を維持しています!
所々に課題は見られるかも知れませんが、現在の過密日程の中
一部の選手、トーレス、マタ、ルイス辺りは休みなく出場を続けていますし
要塞グディソンパークでこれだけの試合ができて勝つことができれば何も不満はないですね!
それにしてもこういった試合でランプスは本当に頼りになりますね。
チェルシーサポーターから
「アブラモビッチへ ランパードを出て行かせないでくれ!」
との内容のバナーを掲げられていました。
上層部はどんな判断をするんでしょうかね・・・?
因みにこの日2点を決めたランプスは
ケリーディクソンの持つクラブ歴代最多得点にあと1点と迫っています!
次は2日、スタンフォードに帰ってくるチェルシーはQPRを迎えて、
新年初戦を戦います!