ヨーロッパからこんにちは。
ギリシャに行って参りました。
初日から最悪な事が起こり、
とても100%楽しめる状況じゃありませんでした。
最悪なことその①、
とうとうヨーロッパ名物のスリに合いました、夫が。
皆んな、
自分は大丈夫と思ってしまう、
そこを狙うのがプロのスリ。
ちょっとしたスキやトリックを使って気付かない間に貴重品を盗まれる。
人ごみを道を歩いていてスラれたり、
ぶつかられてスラれたり、
いつスラれたか分からない事も多々。
今回の夫の場合、
私がスラれた事に気付きました。
私はスペインのバレンシアでスリに狙われました。
でもかなり防犯対策していたのと、
バッグのファスナーを開ける手を見たので、
防ぐ事ができました。
そういう経験があるので、
盗まれそうになった時の恐怖、
もし盗まれていたらと想像し、
それに何が悪かったのかと思い返して、
思い出しては嫌な気分を味わって来ました。
なので今回も、
財布、携帯電話、パスポート、クレジットカード等、
色んな方法で盗まれないように対策をして来ました。
どういう手口か、
最初から話したいと思います。
アテネの空港に着き、
予約したホテルに向かおうと電車の切符を買いました。
電車のプラットフォームはスーツケースを持った人で溢れていました。
始点駅のため、
電車が到着すると、
ドアが開きまず空港へ来た人たちが降り、
反対側のドアが開き空港を出る人たちが乗り込む。
アテネの街まで約1時間の電車の旅なので、
運良く座れて、
夫の隣に座った方もアメリカ人夫婦の奥様で、
旦那さんはドアの近くに立っていて、
でも彼らと話す事はなく、
旦那さんが奥さんにどこで降りるか話しているのが聞こえ、
私たちが降りる同じ駅だと思わずニコッとしてしまいました。
約1時間後、
目的地の駅につき、
降りようとした所、
夫が降りる人混みに飲み込まれ、
私は別のドアから降りました。
夫と落ち合うと、
夫の胸あたりにある斜めがけのバッグのジッパーが半分開いていました。
夫に開いてるよ!と伝え、
とっさに発車し出した電車を見ると、
夫のお金が入っていた小さいジップロックを手に持っている男が仲間らしき別の男に見せているのが見えました。
同時に、
夫が大きな声で公共の場では使ってはいけない言葉を叫びました。
お金だけでなく、
クレジットカード2枚、
デビットカード、
アメリカの運転免許証、
それに一番大事なミリタリーのIDも取られた、と。
ただ、
お金は別の袋にも入れていて、
そちらに多く入れていたので、
取られたのはたったの約50ユーロ。
え!待って、
バケーションから帰って翌日から仕事なのに?
IDないと仕事のノートパソコン動かないからリモートワーク出来ない。
仕事できないって事だ。
その前に、
夫は自分で基地にも入れない。
ん?
運転免許証もないから自分で仕事も行けないのか?
とりあえず国際免許証もあるけど、
それでどうにかなるのか?
出口近くで先ほどのアメリカ人夫婦に会い、
スリにあったことを話すと、
大丈夫?と心配してくれました。
ひとまず駅から地上に出て、
速攻銀行へクレジットカードが盗まれたと連絡し、
ホテルへ向かい、
別の銀行にもデビットカードの被害連絡をしました。
IDは基地へ電話し、
無効処理をしてもらって、
再発行手続きを進めることに。
日曜日だったので、
ほとんどのオフィスが休み、
出来ることだけはとりあえず終わりました。
2人で冷静に話しをすることに。
今私の車は車上荒らし?の修理中。
(以前に書いた、盗まれたスクリーンユニットの話し)
バケーションから帰った次の日の夕方取りに行く予定のため、
今車は一台しかない。
旅行が終わって空港から家に帰る時、
夜中到着だけど、
基地に止めてあるその車は私が基地に取りに行って運転して帰るから問題ないとして、
問題は翌日。
IDがないから仕事が出来ない、
しかも1人で基地に入れない。
え〜、
私も一緒に行って、
私のIDで夫を入れるのか。
私はその日ボランティアのシフトがあるから、
それに間に合うように、
夜中に帰ってくるのに早朝から基地に向かわないといけない。
夫の手続き、
犬を預けているところからピックアップ。
まだまだ先の事だけど、
さてボランティアに間に合うのか。
災難は続く