ヨーロッパからこんにちは。
突然ですが、
クリスマス前からニューイヤーイブまでスペインにバケーションに来ています。
アメリカにいるバルセロナ人の親友から色んな情報をもらい、
バロセロナを満喫した後、
高速電車でバレンシアに来ました。
スーツケースを押しながら駅を出て、
駅前の信号を横断していた所、
人生初のスリにあいました
先に言っておくと被害は防げました。
ちなみに、
私は防犯対策を思う限り以下のようにしていました。
貴重品はバックパックや肩掛けバッグではなく、
肩から斜め掛け出来るバッグを体の前に置いて、
財布はカラビナで繋いでバッグから離れないようにしていました。
バッグはマグネットやボタン式ではなく完全ジッパー式で、
ジッパーの持ち手(？)は体の前に来るようにしていました。
大勢が一気に横断歩道を渡っていたのですが、
重くて大きなスーツケースを両手で押し、
少し前屈みになった体勢で歩いていた所、
その私のバッグにチラッと手が見えました。
一瞬脳が理解できずにそのまま歩き続けた所、
また私のバッグの上に手が見えました。
私の両手はスーツケースケースを押している
脳が「何かおかしい
」と理解をし、
その瞬間その私の手ではない、
私のバッグを触っている手を鷲掴みにし、
更に憎しみを込めて思いっきり力を込めて掴み直し、
英語で怒鳴り上げました。
スペイン語で何かを言い続けるおばさん、
多分「何も取ってないだろ！」「横断歩道にスーツケースを置きっぱなしにして危ないぞ！」「バッグの中を確認してみろ！」と言っているようでした。
スーツケースを横断歩道に置いたまま、
横断歩道の途中でスリの手とスカーフをグッと力づく掴み直し、
更に英語で怒鳴り、
手を掴んだままバッグの中身を目の前で確認。
実は、
ファスナーを開けている途中で気づいたので、
何も取られていないことは知っていました。
でも念のため目の前で確認して見せ、
パスポート、スマホ、バッグに繋がれた財布、カメラ、現金のユーロを大量に入れた封筒、全てありました。
「ほら、何も取ってないだろ」と言いたげに去っていきました。
多分カラビナで繋がれた財布を見て、
ビックリしていたと思います
アメリカや日本から来ていたら防犯対策なんてしていなかったでしょうが、
スリが多発する悪名高いイタリアから来ているので、
基本的な防犯対策は出来ています
それでも、
大勢の前でスリの手を掴んで怒鳴り上げるなんて、
ドキドキモノでした。
周りに人が多かったから、
私に密着していても周りの人に気付かれず、
私の背後から気付かれないように手を出していたと思うと、
手慣れた犯行だと分かります。
そういう手口でスリを働きます。
怖くなりました。
仲間も2人が後から心配して来たので、
チームで動いているのだと思います。
私の落ち度は、
大きなスーツケースを押して、
いかにも観光客感が出ていたことと、
多分1人で来た観光客に見えてしまったこと。
スーツケースを押しての移動はどうしても防げない部分ではあるのですが、
アメリカで良く見かけるクリスマスの派手なセーターを着ていたのも観光客感が出ていたのかもしれません。
やっぱり町に馴染むような服装にしておくべきでした
年末年始、
ヨーロッパへお越しの方はくれぐれも防犯対策を怠らず、
出来る限りの対策、危機感を持って安全な旅行をして下さい。
もしスリにあってしまったら、
泣き寝入りしかないという事を肝に銘じて、
そしてもし、
スリに対面したら、
何語でもいいので怒鳴り上げて孕ませ、
ついでに周りの人に「Pickpocket!ピックポケット！(スリだ！)」と防犯を促すのも良いと思います。
ちなみに肝心の夫はというと、
スリが去っていった後、
私が歩き出した直後に電話がかかって来ました。
「どこにいるの？全然姿が見えないんだけど」と、
のんきな電話
先に信号を渡り出した夫も大きなスーツケースをガラガラ押していたため、
私がスリを怒鳴り上げている声も聞こえず、数メートル先の信号まで行ってしまい、
振り向いたら私がいない事に気付き電話をかけて来ました。
起こった全ての事を話すと、
「何で僕を呼ばなかったんだ！」と。
「突然のことで、
気が動転してそれどころではなかったし、
それに私が英語で怒鳴り上げてる姿を見たくないと思うよ」と伝えました。
もし今後スリにあったときは、
「まず大きな声で僕の名前を叫んで呼ぶこと。」
「今度からお互いスーツケース押してても一緒に歩こう。」
と話し合いました。
危険や被害がなくて本当に良かったです。
もしスマホやパスポートを取られていたとしたら、
ホテルや飛行機のチェックインが出来なくなってしまう可能性大だったので、
今回はラッキーでした。
それからは、
バッグをジャケットの下(中)に隠すように斜めがけして身につけています。
これは前にも書いた基本ですが、
スマホも絶対にポケットに入れず、
使ったら必ずバッグに戻す。
レストランの屋外のテーブルに座るときは、
スマホは絶対にテーブルに置かない。
パスポートは、
ホテルの金庫を使わず、
私は鍵のかかる1番大きなスーツケースに入れて外出する。
YouTubeでぜひ色んな方が作っている、
ヨーロッパでの防犯方法動画を参考にしてみてください。
では、
みなさま安全で楽しいご旅行を。