自虐日記48
心得なければならないことー前回からの続きのように、無理を承知でー
もやもや、うつらうつら、ぼんやり、だらだら、でなければならない、そうであって良いと思わなければならない。緩慢な徒歩で突き詰めるための契機として。
むろん他者に迷惑をかけないかぎり(しかし、私には難しい)、なのだが・・。
コスパ?クソッタレ! タイパ? さらにクソッタレ! 効率主義、クソッタレ!
比較、競争を無視しようと意志すること。
怠惰の深さを深く感じようとすること。
要領悪く、要領悪く、徹底的に要領悪く行け!
無理を承知で、デカルトのように?単純な生活を目指すこと。
死への時間をできるかぎり緩慢にカウントしないようにカウントすることを習慣化すること。
むろん、死を忘却してしまうことには、呆けを叱咤して、注意深くあれ!
静かな内省を阻害する、アテンションエコノミー(注意経済)を回避すること。
性急に結論を出さずに棚上げすること=(それこそが)創造性(への第一歩)。
生み出しつつあるものを安易に意味づけて特定の位置に落ち着いてしまわないこと。
一つのイメージに追い込むようなことをしないこと。
権威や手近な言説に答えを求め、自分の不安に説明をつけてほしがらないこと。
わかった気になりたい人にならないこと。
消化しきれないものに接し、難しいことを許容し、釈然としないまま我慢して、安易な理解に飛びつかないこと。
わかった気にならない『宙づり』の状態へ=不確かさや疑いのなかに居続けようとすること。
把握しきれない謎をそのまま抱えておくこと、そこから新しい何かをどこまでも汲み取ろうとする姿勢。
謎(他者)を安易に「自分のわかる範囲」に回収しないこと。
自己啓発でテンションを上げること、これこそ実に実に愚鈍だ!
「快楽的なダルさ」に浸って「やわらかな昏睡状態」に入ろうとしないこと。
推しキャラの「尊さ」を語る誇張されたコミュニケーション、そういうジャンクな情報の海で血眼になって何かを探す、そんなライフスタイルに反吐を。