動けないのではなく、動かないだけ | ヤドリギ金子のブログ

動けないのではなく、動かないだけ

陰湿な権力の暴力に対抗するには、「非暴力=話し合い」という妥協に訴えることでは埒が開かない。ファノンのような厳しさを持ち合わせては、当然ながら、いないが、事なかれ主義に妥協という仮面をかぶせた奴らにこちらを向かせるためには、「暴力」が不可避的に有効になることもある。自然発生を待っていたって、何も変わりはしない。

 

保身の域から逸脱できる者が皆無に近い? 

まあ、そんなものか・・・。気取りやがって!

 

劣等感や絶望的な態度を払拭する新しい社会的関係をもたらすための暴力を構成していく「プログラム」を考えること。

 

 こんな空気を吸い込むのはもうごめんだ、と言って、彼はやおら胸をはだけて、胸板を抉りとった

 

 足裏をけなげにし

 嗅覚だけを鍛えろ

 傷痕がこぞって語り始める瞬間を愛おしく思え

 

 顔をあげろよ、顔を、ぶちはしないから

 

 こんにちはのためにさようなら

 さようならのためにもさようなら

 

 遅く行くと追いかけることになり、

速く行くと追いかけられることになる

 

 物事を二分法でしか考えられない幼稚な錯誤者が、

短絡的な正義漢ぶりでなしくずしにする

 

暴力を突出させる前にやらなければならないこと

言語の膨大な遠心力を信じ切ろうとすること

言語に直に接触を試みる努力を惜しまないこと