先週末、金曜日をお休みにして、連休にする人が多かった時のこと。
夫はラン友(ランニング友達)とトレイルランの大会に参加。
これが山の中を100kmも走る正気とは思えないレースなのですが、夫は50kmでエントリー。
(それでも正気とは思えないけど)
1泊で不在だったので、私も下の子とどこかに行こうかなって考えたんです。
最近、(贅沢な)お友達の影響で、お買い物に目覚めた下の子。
上の子がお誕生日に欲しがっていた物も色々あったので、その下見も兼ねて、アウトレットに行くことにしました。
ウィーンから電車とバスで40分くらいの、ブルゲンラント州にあるParndorf(パーンドルフ)という場所にあります。
電車とバスだと片道9ユーロくらいで行けて、オペラ座前から直行シャトルバス(往復24ユーロ)も出ています。
シャトルバスの予約はこちら。
余裕で日帰り可能な場所なんですが、旅行気分を味わいたいという下の子の希望を叶えて、泊まったホテルはこちら。
ビジネスホテル的なホテルですが、二人で朝食をつけると、1泊150ユーロくらい。
ここは本当にアウトレット以外何もないところで、ホテルの立地も大型道路の脇で、殺伐とした雰囲気のところ。
正直、ここに泊まる価値はあまりないので、日帰りして、この150ユーロを買い物に使った方がいいんじゃないかとも思ったり。
でも下の子が、自分が欲しいものを諦めてでも(笑)、お泊まりした方が良いと言うので、旅行気分で行って来ました〜。
そして結果、このお泊まりが大正解
金曜日は21:00までアウトレットがオープンしていて、しかも土曜日より空いているので、ゆっくりお買い物が楽しめました。
下の子の学校が終わった後、16:00ごろに家を出て、まずはホテルにチェックインして、アウトレットに向かったのが18:00すぎ。
そこから2時間くらいパワーショッピングをして(時間が全然足りない!)、20:00過ぎにはアウトレット内のレストランへ。
イギリスのなんちゃってラーメン屋さん、Wagamama。
私が留学してたとき(今から20年以上前)にすごく流行ってて、ラーメンブームの先駆けみたいなお店。
オーストリアの店舗は、確かこのアウトレット店のみ。
残念ながら偏食の下の子が好きそうな日本風の普通のラーメンはなく、私もなんちゃってラーメンは食べたくなかったので、無難に(?)カツカレー。
ソースの見た目はちょっとアレですが、美味しかったです
懐かしの、ポテトにカレーソースをかけて食べる、イギリスのジャンクフードの味
偏食の下の子も、「また食べたい!」って、すごく気に入っていました。
ホテルへは、隣接するファッションアウトレット(デザイナーズアウトレットより、庶民的なお店が多い)を通り抜けて、道路を渡ったらすぐ
ホテルのお部屋には、ちゃんとガシュタイナーの美味しいお水もお部屋に用意してあって(炭酸入りと炭酸なし両方)、意外とサービスもいい!
この日の夜は、ベッドで下の子と一緒にフェイスパックと、蒸気でホットアイマスクを楽しんでいるうちに、いつの間にか寝落ちしていました。
翌朝は5:00には目が覚め、老人のような私
下の子が起きるのを待って、下の子が楽しみにしていた朝食へ
下の子は偏食なので、ホテルの朝食は食べられないものばかりでコスパが悪いのですが、エンタメとして楽しみにしてるから仕方ない
コスパ悪め(3000円近くするけれど、クオリティはイマイチ?)なせいか、周りに飲食店が色々あるせいか、ガラガラのレストラン
ビュッフェカウンター
でも、下の子が楽しみにしていたのが、私がホテルの口コミで読んだ「自分で焼くパンケーキ」。
どういうことかと思ったら、なんとパンケーキを焼く機械が置いてあった! 斬新!
こんなふうに、上から自動的にタネが出て来て、鉄板の上を流れていく仕組み。
出来上がりはこんな感じ
ボタンを押した数だけパンケーキ(一口サイズ)が焼けて楽しい
下の子は6枚くらい作って食べてました
私はミニケーキ(美味しかった!)で締め。
そしてホテルをチェックアウトして、フロントに荷物を預かってもらってから、またアウトレットへ
アウトレット内にある観覧車に、下の子が乗りたいと言っていて。
お買い物の荷物が増える前に先に乗っちゃおうと、さっそく乗ってみました。
遠くにノイジードラー湖も見える
上から見たアウトレット
奥に見える風車がシュール
ザッハーのカフェまでできてた!
この観覧車、思ったより楽しくて満喫しました
アウトレット内には、ウィーン市内には無いショップもあったりするので、久々に行きましたが楽しかったです
混んでいたにも関わらず、どこのお店の店員さんもとっても感じが良かったのもGood
そして、下の子も定期試験を控えているので早めに帰ろうと、ホテルに戻って荷物を引き取り、アプリでタクシーを呼ぶことに。
アプリだと到着時間もわかるので、次の電車にも間に合いそうで安心
すぐにめちゃめちゃ感じのいいドライバーさん(トルコ系っぽい感じの方)が来て、車中でもいろいろ聞かれて。
「ウィーンに住んでる」って言ったら、「え? なんでホテルに泊まってるの?」って、すごいびっくりされた
ホテルの値段とかも聞かれ、無駄な贅沢をしてる自覚はあるので、ちょっと気まずいな……とも思ったり。
そして楽しくおしゃべりしながら駅に着き、アプリでチップも支払い、降車してしばらくしたら確定額が送られて来て。
でもその金額が、アプリの見積もり金額の二倍近い
それを覗き込んでいた下の子が「あれ? ママ、タクシーこんなにしたの? 高くない?」って。
確かに、あの乗車距離&時間にしたら高いかも!
でも正規のメータータクシーで、正規のアプリで、運賃を誤魔化すなんてできるのかな?
降りぎわにちょっと気になったのは、私たちが駅で降りてすぐに、アウトレットまでタクシーに乗ろうとした人がいたのですが、運転手さんは「アウトレットまでだと15ユーロね!」って、料金を口で伝えていたんです。
メータータクシーなのに、言い値料金って変じゃない?
私は確定運賃がわかる前にチップを設定しちゃいましたが、ノーチップでも良かったかも……。
そんな感じで、送られて来た請求書を調べたり、アプリを調べたり、気もそぞろで電車を待っていたら、もうすぐ時間なのに、電車が来る気配がなく。
変だな?って気づいたときには、駅の外の、離れたところにある謎のプラットフォーム(3番線)に電車がやって来ていて。
これが本来のプラットフォームですが、
この外の草むらみたいなところにも、謎の線路(3番線)があったんです!
これが結構遠くて、走りましたが当然間に合わず
あー、タクシー料金のことが気になってて、注意力が散漫になっちゃってたー!
結局、次の電車は本来の(と私は思っている笑)プラットフォームに来るので、また元いた場所に戻って、45分くらい時間を潰しました……。
ああ〜、次の電車に乗るんだったら、ホテルでお茶する時間もあったのに〜。
(ホテルでお茶したかったけど、先の電車に間に合いそうだったから、急いでタクシーを呼んだ)
これで、もしタクシーにぼられてたんだとしたら、踏んだり蹴ったり
それでもお店が閉まる前にウィーンに帰り着けて、スーパーで買い物もできて。
その時に、下の子が同じお菓子を4つ買ったんですが、支払いが済んだ後、レジのお姉さんがレシートをじっと見て渡してくれない
どうしたのかなと思ったら、お姉さんがおもむろに、「5個って打っちゃったから、もう1個(同じお菓子を)持ってきたい?」って聞いてきた
(え? 打ち直すんじゃなくて、もう一個持ってこいって?)
(大した金額じゃないから、もう1個買う? でもそんなにたくさんは要らないよね。打ち直してって言う?)
一瞬、どうしようかと考えて黙っていたら、私がドイツ語がわからないと思ったのか、同じことをもう一回繰り返すお姉さん。
レジには長蛇の列。
結局、もう仕方ないかと思い、下の子に指示して、お菓子をもう一つ取って来させました。
正直、荷物も多かったから、もう一回お菓子を取りに行くのも面倒だったけど、それが一番早いかと思って。
お姉さんに「取って来たよ」って見せたら、さすがに「Danke!」ってお礼を言われた
下の子は、
「(1個多く売ることができて)いいビジネスになったね」
って言ってましたが、
「お姉さんは売り上げはどうでも良くて、打ち直すのが面倒だっただけだと思うよ」
って答えておきました。
ちょっとお出かけしただけでも、日本ではなかなかあり得ないことが起こりますね