義両親宅での滞在二日目は、昼間は街で義姉2と義妹ファミリー(夫婦&子供3人)と一緒に遊ぶ予定。


そして夜は、義両親宅で全員勢揃いして、アスパラガスを食べる夕べ(この時期、みんなこぞって白アスパラを食べます)を過ごすことになっていました。


ところが、義父の左目が急に炎症を起こし、腫れて目を開けていられなくなったので、夫が急遽、義父を車で眼科まで連れて行くことに。


さらに、予約してあったアスパラガスを取りに隣村にも車で行かないといけなくなってアセアセ


そんなわけで、急にバタバタし出した午前中。


夜には総勢12人が集まるので、私は下の子と一緒に、予備のテーブルを出したり、上の階から椅子を運んだり、準備に大忙し。


もちろん、調理の準備やテーブルセッティング、買い出しも手伝います。


こういうのも毎回モヤっとするのですが、実の子供たち(義姉たち&妹)は別世帯だから、お客さんのようにやって来て、帰って行くだけ。


外国に住む嫁の私は、泊まらせていただいているので、家族が集まる際の準備や片付けも当然手伝うことに。


正直に言って、この集まりで一番楽しくないのは私なのに(スイスドイツ語わからないから指差し)、楽しんでる義理姉妹たちよりも働かないといけないのが、毎回腑に落ちない〜。


高齢の義両親が準備をするのは大変だから、手伝うのはもちろん当たり前のことなんですが、なんで手伝うのがいつも私(と、うちの子)だけ?っていう……。


(夫は自室にこもって仕事したり、気ままにジョギングに行ったり、自由にしてます真顔


午後は、夫や義理姉妹たちがギムナジウムに通い、今は義姉2夫婦が住んでいる街、ヴィンタートゥール(←めっちゃいい街! チューリッヒ市内から20分くらいで行けます)にて、クイズラリーをやる予定。


私は、頭も痛いし、やることもたくさんあるから、カフェで待ってようかな〜、なんて思ったり。


でも頭痛薬を飲んだら回復したので、持ち前のミーハー心を発揮して、義姉企画のクイズラリーにも参加して来ました泣き笑い


そうしたら、これがすっごく面白くて!


Finding Daniel(ダニエルを探して)というクイズラリー


子供向けなので説明もわかりやすくて、何度も来ている街なのに、へぇー、こんな意味があったんだ! こんなとこあったんだ!って、発見がいっぱい。


住んでいる義姉2自身が知らない場所もあったって泣き笑い


私がスイスがいいなぁと思うのは、街中に花や緑がいっぱいあるところキラキラ


重厚な作りの建物で通りが埋め尽くされているみたいな場所があまりなくて、開放感があるキラキラ


お花屋さんも可愛い飛び出すハート


旅先じゃなかったら、このブーケ買いたかったなぁ!


ちらっと見える教会の時計も可愛い飛び出すハート


途中、アイスを食べようって立ち寄ったお店がこちら。




すごい行列に30分くらい並びました。でもその価値ある可愛さ&美味しさキラキラ


おまけの小さいアイスを乗せてくれるんです〜飛び出すハート


可愛すぎませんか?


おまけのアイスか、動物の模型を選べるらしくって、私は動物が良かったな〜ビックリマーク


ショップのインスタより




お店が小さくて、私たちは大人数だったので、私は外で待っていたんです。


買って来てくれた夫に「えー、動物が良かった!」って言ったら、「じゃ、自分で並んだらいいだろ!」ってキレられた……。


それでも懲りずに、一緒に外で待っていた義姉2にも「動物が良かったんだよね」って言ったら、優しい義姉2は「今度、UKのために動物もらっといてあげるから」って言ってくれました泣き笑い


呆れた夫は「そんなのAmazonでゴロゴロ売ってるだろ」って言うけど、そうじゃないんだ!


アイスに乗ってるのが、可愛いんじゃ〜ん!


(衛生観念的に、日本の方はイヤかもしれませんがアセアセ


義姉2には、写真も撮っておいてね!って、お願いしておきました指差し


これは、クイズラリーに出てきたヴィンタートゥールで一番小さい家泣き笑い


色々な発見があって楽しかったクイズラリーでしたが、一つ、すごく有名なのに私は全く知らなかったことが!


この壁に書いてある「Hier bin ich Mensch, hier darf ich‘s sein.」(ここでは私は人間だ。ここでは人間らしく在っていいのだ)という言葉。


これ、ゲーテの有名な戯曲、ファウストの中の詩の一節だったんですねー!


なんでこれにそんなに驚いたのかというと、ウィーンに来たばかりの頃、ドイツのドラッグストアチェーンのdmの窓にでかでかと、キャッチコピーが貼ってあるのが目について。


そこには「Hier bin ich Mensch, hier kaufe ich ein」(ここでは私は人間だ。私はここで買い物をする)って書いてあったんです!


「え? dmでは人間扱いしてもらえるから、ここで買い物するって意味? こんなキャッチコピーが堂々とまかり通るって、ドイツ語圏のサービスってどんだけヤバいの?」


って、内心おののいた記憶が泣き笑い


でもこれは、ドイツのサービスのヤバさ(客が人間扱いされない笑)を強調してたわけではなくて、有名なゲーテの詩をもじってたんだー!


なんて高尚なキャッチコピー!と思いきや、この一節はドイツ語話者なら誰でもゲーテの詩だと知ってるらしいです指差し


そんなわけで、最初は気乗りせずに参加したものの、街歩きクイズラリーも楽しくて、家族勢揃いの夕食も、自分でもびっくりするくらい楽しくてキラキラ


特に、普段寡黙な義兄(義姉2の夫)が、私の修論のテーマに興味を持ってくれて、お互いに面白いと思うポイントについて話し合えたのが新鮮だった!


義兄も理系だし、まさか翻訳理論に興味を持ってもらえるとは思ってもなかったから嬉しくて。


自由人の義姉1も理系ですが、統計学が専門なので、人工知能にも詳しくて。


人工知能の仕組みは、根本的に機械翻訳の仕組みと同じなので、理系目線から翻訳についての意見が聞けたのも面白かった。


今まで、義理ファミリーとの集まりがものすごく苦痛だったのは、言葉の壁も大きかったんだなって、今回改めて実感しました。


人が何を言っているのか、だいたいわかるようになっただけでも(自分は流暢に話せなくても)、ストレスは少し減るんだなー。


クイズラリーを楽しめたのも、意味がわかるようになったからだし。


そう思うと、インプットばかりと批判されがちな日本式の外国語学習も、意外とコミュニケーションの役にも立つのかも。


インプットなしでは、アウトプットもできないですものね。


今はサボっているドイツ語学習ですが、また落ち着いたら再開したいと思っていますキラキラ