さてさて、最近ウィーンらしい手土産を探していた理由。


それは、上の子が短期留学でホームステイをするので、そのホームステイ先にお持ちするためだったのでした。


上の子の周りでは、ギムナジウム6年生で短期留学をする子が多いです。


ギムナジウムは前期4年、後期4年の、8年制。


最後の2年(7年生と8年生)は卒業資格試験に向けての準備に入るので(日本の大学入試と似た感覚)、その時期の留学は学校から止められています。


それで面白いのが、留学が理由で学校を休学する場合、6ヶ月以上不在であれば留学として認められ、欠席扱いにはなりません。


でも5ヶ月以内だと欠席扱いになり、次の学年に進級するためには、年度末に全科目(体育や美術も!)の試験を受けて及第点を取らないといけないんです。


先に留学したお友達は、行き先がフランスやイギリス、アメリカあたりで、もうすでに出発済み。


でも上の子は行き先に日本を希望していたので、日本は年度のシステムが違うために出発が遅く、どうしても6ヶ月にはならなくてアセアセ


学校の先生方も、


「〇〇(上の子)のほうが、他の子よりも長く出席しているのに、出発が遅いからって試験を受けないといけないのはおかしいね」


って、同情してくださってるみたい泣き笑い


日本に行く子たちは、1年間滞在する子もいますが、上の子は4月の新学期から夏休みまでの1学期間だけ学校に通います(日本の新高1)。


留学斡旋団体を通じての留学で、オーストリアから同じ時期に日本に行くのはあともう1人。


他にも世界各国から集まってきた子たち(全部で50人いるそう)と一緒に東京でオリエンテーションを受けてから、日本各地のホームステイ先に散り散りになります。


もう1人の子は純オーストリア人ですが、日本語の読み書きはハーフの上の子よりよっぽどできるみたい。


空港で出発前に、こちらの事務局の方から「2人いつも一緒にいて、絶対に離れないように」って言われていたのに、マイペースな彼は、さっさと先に行ってしまった泣き笑い


ご両親はとっても感じの良い、「ザ・オーストリアの上流階級!」って感じの方々で、お父様はトラップ大佐みたいな民族衣装のジャケットをお召し。


We love オーストリア!って感じのご夫妻なのに、一人息子を日本に留学させるんだなぁ。


子供がさっさと保安検査場に進んでしまったので、ご両親もすぐにお帰りになっていました。


我が家は、下の子がずっと「上の子がいなくなるのが嬉しい! 一人っ子になるのが楽しみ!」って言っていたのに、いざお別れの時が来ると号泣してびっくり


出発前夜もせっせと自分たちの写真をプリントアウトして、手作りのお別れの品を作ったり、お手紙を書いたり。


上の子は、学校のお友達ともずっとお別れイベントで忙しく(夏休み明けにはまた会えるのに泣き笑い)、最後の登校日には泣いてくれる子もいたんだってびっくり


先に留学に出発したお友達の親御さんも、空港でお別れの時に泣かれていたと聞いて、そんなテンションじゃなかった私はびっくり!


こちらの人はドラマティックだなって驚いて、日本人のお友達にその話をしたら、「私も泣くかも」って言われちゃった。


ええー、5ヶ月なのに?って思う私が薄情すぎるのでしょうか……。


でも、そんな私も出発日が近づくと、寂しくなるなって思ったりもして。


最後の夜は、上の子の希望で、とってもおしゃれなレストランでお食事しました。


以前はKummerというホテルだったところを、グルメレストランを運営するMottoが買い取り、おしゃれなホテルに生まれ変わって。



そのホテルモットーの7階のレストラン、Chez Bernard(シェ・ベルナール)に行きました。


入り口からしてMottoテイストキラキラ


ディズニーランドのアトラクションみたいな(って、発想が貧困アセアセ)、レトロなエレベーター。


レストランに入ると、すぐに眺めのいいバーカウンターが目に入ります。


半個室感覚の座席


すぐに満席になって、ずっと賑わっていました。


メニューはシーフードが豊富で、迷った末にボンゴレを。


デザートはアプフェルシュトゥルーデル(りんごのパイ)をフランス風のデザートに仕立てたもの。


お手洗いもとってもおしゃれで、楽しかったです飛び出すハート


今風と言うか、お手洗いは男女共用でした。


空港へは朝の6:30集合びっくり


上の子を見送った後は、空港のカフェでお茶をしてから帰りました。


コーヒーがすごく美味しかったビックリマーク


もっと寂しくなるかなと恐れていましたが、意外と大丈夫でホッと一安心飛び出すハート


(下の子はカフェでもずっと泣いていました。いつもあんなに喧嘩ばっかりしてるのにね指差し


日本の学校生活や部活に憧れていた上の子。


日本で海外からの留学生のホームステイを受け入れてくださるご家庭って、国際交流をしたい方たちだと思うんです。


(要するに、外国人を受け入れたい)


ハーフとは言え、見た目も中身も日本人っぽくて、日本のこともまあまあよく知っている上の子を受け入れてくださるご家庭はあるのかなって、密かに心配していました。


でも良いご縁があって、受け入れてくださるご家庭も決まって、本当にありがたかったですお願いお願い


短い間ですが、行ったことのない土地での高校生活とホームステイ先での生活を楽しんで、日本の青春を満喫してほしいなって思います飛び出すハート