ショプロン最終日は、ホテルで朝食をとり、チェックアウトまでゆっくりして。
それから、レビューがすごく良かったから、特に採鉱にすごく興味があるわけではないけれど、採鉱博物館に行ってみました。
エスターハージー家の宮殿だった建物を利用。
スタッフの方々はボランティアと思われるおじいちゃまとおばあちゃま
みんな、ドイツ語もカタコトで、無口で無表情なんですが、一生懸命さはビシビシ伝わってくる。
展示は4ヶ所の建物に分かれていて、無言で案内してくれて、一生懸命、回るルートを身振り手振りで教えてくれます。
あー、なんかいいな、この感じ
最初に鉱物の展示を見て、宮殿と鉱石のコラボを楽しむ
鉱石好きの友人と日本でミネラルショーにも行ったので、「あ、これも売ってたな。あれも売ってたな(意外にそんなに高価でもなかったんだよね)」って、身近な気持ちで展示を楽しめました
そして中庭を囲む回廊に出て、向かいの展示室の謎展示(説明がなくてよくわからない)も見て。
私は展示より建物のかわいらしさを堪能
そして元の場所に戻ると、先ほど案内してくれたおばあちゃまが、下を指差す。
で、下に降りたら、今度は別のハンチングを被ったオシャレなおじいちゃまが、カタコトのドイツ語で、「ココ。機械。ボタン押す。始まる。止まる。ココ。遊べる」って、1階の展示を案内してくれて
最初の展示室(過去から現在までの採掘の仕組みが電動模型でわかるようになっていて面白い)を堪能して、中庭に出てきたら、おじいちゃまが待っていてくれて、私たちと目があったらにっこりしてくれる
私たちが次に正しい展示室に入るのを「うんうん」と見届けてから、事務所に戻られていました。
次の炭鉱の様子はパーっと流し見して、最後に「遊べる」と言われた地下の展示へ。
炭鉱風に滑り台で降りられるようになってて、気分を出したかったら、入り口にあるバケツも持って行けます(笑)
事務所で炭鉱ヘルメット(ヘッドライト付き)も借りられたみたいで、他のファミリーが被ってて、ちょっと羨ましかった(笑)
中は暗い炭鉱内を模した迷路風味。
炭鉱夫になりきれる顔出しパネルもある。
小部屋があって、炭鉱にちなんだゲームができて、小さい子が楽しい作りになってました
夫と上の子はさっさと先に行ってしまいましたが、私と下の子はめっちゃ楽しんじゃった
トロッコとレールが敷いてあって、乗って押して移動できたり。
(私が乗っても、下の子でも押せました! すごい! 滑車の力!)
この先にも人力で滑車を回したり、ふいごで遊んだりできるゲームコーナーがありました。
最初は貸切状態だったのでワイワイ楽しく遊んでいましたが、すぐに次のファミリーが来てしまい、下の子ももう明らかに大きいので、次の方たちに譲って最後は駆け足で楽しみました。
幼稚園〜低学年くらいの子が楽しめる感じの手作り感あふれる展示でしたが、下の子はショプロンでここが一番楽しかったって
本当は、ショプロン郊外にベルリンの壁が崩壊するきっかけとなった、汎ヨーロッパピクニック公園という史跡があって、そこにも行きたかったんです。
パンヨーロッパ・ピクニックの政治集会については、こちらを。
2009年の20周年の記念集会にはドイツのメルケル首相も参加されています。
でもお天気があまり良くなかったのと、交通の便が悪く、タクシーを待たせて観光しないといけないので、もう少し季節が良くなったらサイクリングで来よう、ということになりました。
こんな感じで、意外と見どころが豊富というか、ちょうどいいサイズ感の街、ショプロン。
最近行ったウィーン近郊(電車で1時間強)の東欧の街(ブルノ、ブラティスラバ、ショプロン)の中では、一番観光しやすくて、街も可愛らしくて、日帰り旅にオススメだと思いました。
電車の時間まで少しカフェに寄ろうと、立ち寄ったお店がまた良くって!
本がたくさん飾ってあって、書斎の雰囲気
お花も可愛くて、長テーブルに本とか手帳が置いてあって、誰かのおうちみたいなのもいい
名戦場カメラマン、ロバートキャパの言葉(「才能があるだけじゃダメだ。ハンガリー人じゃないと」)が大きく書かれてます。
このカフェにはドリップコーヒーもあったので喜んで注文したら、HARIOのポットだった
子供たちが、「あっ! 日本語!」って。
豆も選べるこだわりのハンドドリップコーヒーで、こだわりのお店でHARIOを見る率が高くて嬉しいです。
長テーブルにはチェスもあって、私も久々に遊びましたが楽しくて、電車の時間に遅れそうになるくらい盛り上がりました
最後に素敵なカフェで締めくくり、ウィーンには午後早い時間に帰れて余裕もあって、とっても満足度の高い週末小旅行でした。